2026/11/30 あま霧し雪ふる見れば飯をくふ囚人のこころわれに湧きたり : 斎藤茂吉 〜『赤光』 2026/11/29 白菜が祖母抱きしめて透きとおる 田島健一 2026/11/28
カテゴリー: セサミ日記
<飲食一句 2025> 2025/11/26~11/30
11・30 しっぽまで赤くて人参身がもたん : 坪内稔典 11・29 冷暗に白菜はあり敗れやすい記憶のようなフィルムに巻かれ : 千種創一 11・28 牡蠣食うて男も白きのどをもつ : 原裕
<アートな一句 2027> 2027/11/26~11/30
2027/11/30 凩に匂ひやつけし帰花 : 芭蕉 〜(後の旅) 2027/11/29 唇といふ肉愛す小春凪 : 鈴木節子 2027/11/28 夕星や鯨ぶつかる音したり : 小島健 &nb
<アートな一句 2026> 2026/11/26~11/30
2026/11/30 耳で飛ぶ象がほんとにいるのならおそろしいよねそいつのうんこ : 穂村弘 #象な一句 (一首) 2026/11/29 胸ふかく鶴は栖めりきKaoKaoと : 佐藤鬼房
<アートな一句 2025> 2025/11/26~11/30
11・30 千手観音どの手が置きし火事ならむ : 岩田奎 11・29 手を振って振って見えなくなってゆく炎が火になるまでのゆらめき : toron* 11・28 縄飛のリズム父を疑ふリズム :
<遊行一句 −2027> 2027/11/21~11/25
2027/11/25 県道に俺のふとんが捨ててある : 西原天気 2027/11/24 純白の湯気立てて人愛すなり : 野中亮平 2027/11/23 虹消えて馬鹿らしきまで冬の鼻 : 加藤楸
<遊行一句 −2026> 2026/11/21~11/25
2026/11/25 わがほどのちひさきもののかなしみの消えむともせず天地にあり : 若山牧水 2026/11/24 靴下の丸まってゐる炬燵かな : 小野あらた 2026/11/23 バスを待
<遊行一句 −2025> 2025/11/21~11/25
11・25 ジェノサイド真冬の汗に獣臭 : 成田一子 11・24 陰茎を医師の前で露わにしたり、触診させる必要はない : 「シルデナフィル」 #tankaウィキペディア日本語版より 11・2
<飲食一句 2027> 2027/11/21~11/25
2027/11/25 食慾はひょっとベンチのやうなもの : 阿部青鞋 2027/11/24 どら焼きの餡であたまが回るんな : 小川楓子 2027/11/23 冬の薔薇牛乳よりも静かなる :
<飲食一句 2026> 2026/11/21~11/25
2026/11/25 焼藷の大きな皮をはづしけり : 阪西敦子 2026/11/24 汚れたコーヒーカップを洗わずに持っていただけ言葉を入れて : 川本千栄 2026/11/23 冬に入る臼歯