2026/12/20 老人も枯野も消えてストップ・ウオッチ : 鳴戸奈菜 2026/12/19 老いてみな沼びととなるおもしろさ忘年会に沼びと集ふ : 小島ゆかり 2026/12/18 親方と
カテゴリー: セサミ日記
<遊行一句 −2025> 2025/12/16~12/20
12・20 手に入れるのがこわいのに手に入らないのもいやで月がまぶしい : くどうれいん 12・19 火事かしらあそこも地獄なのかしら : 櫂未知子 12・18 代わりなら幾らでもいて赤々と脚
<飲食一句 2027> 2027/12/16~12/20
2027/12/20 古書街に立飲みをして年忘れ : 蟇目良雨 2027/12/19 猪鍋ツアー後部座席を女占め : 小林成子 2027/12/18 陽明門煮凝のごと濡れており : 渡辺誠一郎
<飲食一句 2026> 2026/12/16~12/20
2026/12/20 年末の海鮮もんじゃの中の具が記憶の浜に点々と着く : 岩倉曰 2026/12/19 辞めさうな後輩とゆく年忘 : 杉原裕之 2026/12/18 終末はこんなものかよサラ
<飲食一句 2025> 2025/12/16~12/20
12・20 初雪や今に煮らるる豚あそぶ : 一茶 12・19 ゼレンスキー今宵宇品にすくやかに食欲満たせ肉を食ふべし : 上村典子 12・18 ふぐ鍋や壁に大きなジョン・レノン : 黒田杏子
<アートな一句 2027> 2027/12/16~12/20
2027/12/20 待ち人の揃ひて雪になりにけり : 千葉皓史 2027/12/19 街角に薔薇色の狼の金玉揺れる : 山本勝之 2027/12/18 音のないビデオのやうに冬来る : 犬星
<アートな一句 2026> 2026/12/16~12/20
2026/12/20 腎切りて臥したる朝に「七人の侍」にふる雨を見てをり : 大辻隆弘 2026/12/19 枯れ切つて完成形となりにけり : 抜井諒一 2026/12/18 形而上高原に行き
<アートな一句 2025> 2025/12/16~12/20
12・20 大いなる音楽としてマフラー焚(く)ぶ : 横井来季 12・19 あなたをそこに座らせておく星だけ残して片付けられた宇宙よ : 我妻俊樹 12・18 夜は男根の杭を打つ骨の街 : 鷲
<遊行一句 −2027> 2027/12/11~12/15
2027/12/15 枯れかけてより枯れしぶる蓮の日日 : 竹中宏 2027/12/14 地球一万余回転冬日にこにこ : 虚子 2027/12/13 冬空や来るといふ人来る途中 : 森賀まり
<遊行一句 −2026> 2026/12/11~12/15
2026/12/15 論点でなくて人間が合わないと気づいたあともしばらく話す : 大松達知 2026/12/14 義士の日の誰かとシェアをする便座 : 藤田俊 2026/12/13 縁のない他