『ほかいびと』 井上井月は山頭火、放哉の放浪俳句の兄貴分。 8年ほど前、駒ヶ根に引っ越した友人を訪問した時に 偶然この俳人のことを知った。 駅前の井月そばのことだけ記憶にあった。 ナナゲイ、上映後のトーク。 主演・田中泯
カテゴリー: セサミ日記
蛍烏賊のざる
名残り尽くし。。。 蛍烏賊のざる。 富山湾内産、もう今年は終わり。 酒は東北泉。 春宵を老松町から中之島から曽根崎へ。 桜蘂越しに大阪地方裁判所。 人が人を裁く劇場に花は無惨。 お初天神の花も枝垂るるままに。 此の世のな
【遭遇一句 -2019】 04・21〜04・25
04/25 銃後といふ不思議な町を丘で見た : 渡辺白泉 04/24 さなきだに重きがうえの小夜衣わがつまならぬつまなかさねそ : 寂然法師 〜仮名手本忠臣蔵・横恋慕する高師直に宛てた顔世御前の返事 &nb
【タイム食句 -2019】 04・21〜04・25
04/25 熟れてなほ青々として芒果はレインボーフラッグとならび揺れをり : 小佐野彈 04/24 二枚舌だからどこでも舐めてあげる : 江里昭彦 04/23 ある夕べ駄菓子売場に子としゃがみ
マネキン、もろてきて
塚本駅前商店街、 たまたま通りがかったお店が閉店セール。 マネキンほかす、 ゆうからもろてきて、 世沙弥の侵入防止に。 マネキン運ぶのに、 日頃使い慣れたるロープを出したら、 80歳、脳梗塞のおかあちゃんの方が 縛りのテ
『桜の森の満開の下』
東京大空襲の後、死体を集めて焼いた上野の山。 その夜の桜は満開で花びらが狂うように舞っていた。 坂口安吾はその夜の風景から『桜の森の満開の下』に。 原発事故と震災の後も、桜は東北各地で 毎年みごとに残酷なまでに華麗な満開
加藤智大個展
マグショット(犯罪者の逮捕時写真)は公開されている。 (アメリカでは) それを酸化鉄で肖像画に。 立体作品の鉄の檻で社会の臨界点を探る行為と同じく、 平面作品の鉄の素材で浮き上がる人間は 社会から隔離されている。 それは
食句塾 季刊誌合評会
食句塾、 会場がハルカス近くに変わったから、 やよいちゃん前通過。 季刊誌合評会。 表紙は毎回<食>テーマのアート。 入れ歯のような宴会風景は 18世紀の画家、ピエトロ・ロンギ。 ヴェネツィアの栄耀栄華、ざんす。
【遭遇一句 -2019】 04・16〜04・20
04/20 かぐはしきゼロこそよけれ海から海あなたからあなたを引いたやうな : 山田富士郎 04/19 階段の丁寧にある花疲れ : 野口る里 04/18 それぞれの夜の終わりにセロファンを肛門
【タイム食句 -2019】 04・16〜04・20
04/20 たいくつなおんなですまぬ海苔を炙る : 外山一機 04/19 かくばかり鯛を食はば鯛の奴うらみつらむか或は否か : 平田春一 〜『歌人の行きつけ』田村元 04/18 水あれば飲み敵