『 初夜上堂 』:水島太郎 東大寺修二会。 松明につづいて、練行衆が堂に入って祈祷。 この作品を創った太郎さんは、 その練行衆の<処世界>として上堂。 世沙弥樹下に佇む気配やいかに。 夜行に浮かぶ、祈りの時。 <世沙弥コ
カテゴリー: セサミ日記
遭遇一句 : 11・16〜11・20
1120 毛皮着て王いきいきと醜けれ : 高山れおな 1119 樹は風の強い日に切れつていふぢやない 旧友長谷川を見捨てたあの日 : 岡井隆 1118 水にゐるごとくに風邪を保ちをる : 鴇田
タイム食句 : 11・16〜11・20
11/20 おもむろに強火に変えて言うことを聞かぬレタスを炒めんとする : 松村正直 〜〜上方の益荒男ぶりはきわきわに 11/19 吐くだけの息を吸うなり大根畑 : 橋 閒石 〜〜死んでしまえばおで
高田治『 33歳のおさむ 』
陶と金属の人体彫刻 高田治の新作『 33歳のおさむ 』 血まみれの磔刑。 ズタズタの無残。 それが痛ましいか、眩しいか。 <僕は20歳だった。それが人生でもっとも美しいときだ なんて誰にも言わせない> ポール・ニザン <
顔見世『勧進帳』
南座・吉例顔見世興行、どす。 『勧進帳』 7月の松竹座の襲名披露でもこの演目はあったが、 その時点で顔見世の時には三代が演ずるとあってパスした。 7月は<女殺し> あかんたれの与兵衛の方が今の幸四郎にはあってると 思い込
『ふるあめりかに袖はぬらさじ』
『ふるあめりかに袖はぬらさじ』 2007年 歌舞伎座 玉三郎、獅童、七之助。 シネマ歌舞伎で見ている今は11年経過。 勘三郎、三津五郎は亡くなった。 橋之助は芝翫襲名。 海老蔵、勘九郎、七之助の成長。 新作歌舞伎の新派系
『生きてるだけで、愛』
『太陽の塔』でおもろい監督やと、 これから2、3本は見たい。 関根光才の新作『生きてるだけで、愛』。 原作は本谷有希子。 こういう感触はよくあるなぁ、 そう、最近増殖中の女性若手世代の 現代短歌の空気。
遭遇一句 11・11〜11・15
1115 愛欲に揉まれしシャツを踊らせて渦なす夜のコインランドリー : 谺佳久 1114 解脱解脱と枯葉来たるを掃きにけり : 関悦史 1113 このさき石を投げることがあるだろうかたまたま落
タイム食句 11・11〜11・15
11/15 次の戦争までしやぶしやぶが食べ放題 : 北大路翼 〜〜黒いボタンで仲居か核か 11/14 青年の日はながくしてただつよくつよく噛むためだけのくちびる : 光森裕樹 〜〜末端に自在な用途解