04/30 漁夫よ河にも星は満ちたりわがひとに請ふ血より濃き水のくちよせ : 塚本邦雄 〜星餐図 04/29 身にしむといふは春もよ昼目覚 : 高山れおな 04/28 象などに生
カテゴリー: セサミ日記
【タイム食句 -2019】04/26~04/30
04/30 花冷えの寄せながら食ふカレーライス : 小野あらた 04/29 おもむろに強火に変えて言うことを聞かぬレタスを炒めんとする : 松村正直 04/28 肉食の蜂や茶色の翅が反り :
明恵 @中之島香雪美術館
明恵といえば、耳殺ぎ。 ゴッホより信念ありの切断だ。 『夢記』40年にわたる夢日記。 小さな美術館ならではの絞り込んだテーマ。 中之島香雪美術館は開館以来、 極シブ系の企画ばかり、今回がやっと初入場。 ガラガラかと思いき
赤ドベと灰かぶりのエロティックな対比
軟体動物のような、 海綿体のような。 二つ重なって、 一晩で十センチ移動して、 先の住人たちと馴染もうとしています。 丹波焼の雅彦さんにお願いして、 もう桜の季節は二回巡りました。 赤ドベと灰かぶりのエロティックな対比。
『ほかいびと』
『ほかいびと』 井上井月は山頭火、放哉の放浪俳句の兄貴分。 8年ほど前、駒ヶ根に引っ越した友人を訪問した時に 偶然この俳人のことを知った。 駅前の井月そばのことだけ記憶にあった。 ナナゲイ、上映後のトーク。 主演・田中泯
蛍烏賊のざる
名残り尽くし。。。 蛍烏賊のざる。 富山湾内産、もう今年は終わり。 酒は東北泉。 春宵を老松町から中之島から曽根崎へ。 桜蘂越しに大阪地方裁判所。 人が人を裁く劇場に花は無惨。 お初天神の花も枝垂るるままに。 此の世のな
【遭遇一句 -2019】 04・21〜04・25
04/25 銃後といふ不思議な町を丘で見た : 渡辺白泉 04/24 さなきだに重きがうえの小夜衣わがつまならぬつまなかさねそ : 寂然法師 〜仮名手本忠臣蔵・横恋慕する高師直に宛てた顔世御前の返事 &nb
【タイム食句 -2019】 04・21〜04・25
04/25 熟れてなほ青々として芒果はレインボーフラッグとならび揺れをり : 小佐野彈 04/24 二枚舌だからどこでも舐めてあげる : 江里昭彦 04/23 ある夕べ駄菓子売場に子としゃがみ
マネキン、もろてきて
塚本駅前商店街、 たまたま通りがかったお店が閉店セール。 マネキンほかす、 ゆうからもろてきて、 世沙弥の侵入防止に。 マネキン運ぶのに、 日頃使い慣れたるロープを出したら、 80歳、脳梗塞のおかあちゃんの方が 縛りのテ
『桜の森の満開の下』
東京大空襲の後、死体を集めて焼いた上野の山。 その夜の桜は満開で花びらが狂うように舞っていた。 坂口安吾はその夜の風景から『桜の森の満開の下』に。 原発事故と震災の後も、桜は東北各地で 毎年みごとに残酷なまでに華麗な満開