『何もすることがない』 その一言だけが繰り返しびっしり書かれた大作を 大きな美術館で仰ぎ観たあとに、 ひっそり小さなギャラリーで対話することができました。 実は<何もすることがない>のあいだに、 ほかのつぶやきも彫りこま
カテゴリー: セサミ日記
『文楽の夕べ』 六下がり
住太夫さんが『メアリー・スチュアート』を観たことから 実現した、という白石加代子との対談。 文楽ミニ公演は『小鍛冶』の後段のみ。 藤蔵、清志郎、寛太郎の三味線。 初っ端から三人右肩落としに身体を傾けての 激しいリズム。<
【 タイム食句】 11・26〜11・30
11・30 牡蠣互に味見してスーツの男たち : 関悦史 〜〜千人斬りは単に飽き性 11・29 信長の愛用の茶器壊したるほどのピンチと言えばわかるか : 笹公人 〜〜蘭丸に突然目覚めどんでんに 11・28 金沢の見るべきは
平成中村座『め組の喧嘩』
5年前5月の浅草公演。 小屋掛け芝居の平成中村座。 (この12月に死亡) 15年前、大阪扇町公園での 中村座をおもいだす。 ラストに小屋の背景がぱっくり開いて フィクションがノンフィクション に延長する仕掛け。 コクーン
「我逢人」
「我逢人」 寺田知了さんの落款にありました。 人の出逢いこそが全てのはじまり。 独りでは辿りつけなかったこと。 人と逢うことの大切さと 人と逢える場の大切さ。 世沙弥ではメニューの最後に 〜いっしょに食事を楽しめる仲間が
『岡本神草の時代展』
岩井志麻子の『ぼっけえ、きょうてえ』デビューは 衝撃的だった。 表紙の甲斐庄楠音『横櫛』の効果も大。 同時代を競った『岡本神草の時代展』。 いづれも舞妓、芸妓の妖かしの世界。 妖艶というより狂気すれすれ。 いまの相撲界な
【 タイム食句】 11・21〜11・25
11・25 湯むきするトマトの皮がたわたわと怒りのように沈んでゆけり : 川口慈子 〜〜要因は隠し包丁隠密に 11・24 にこごりは両性具有とよ他言すな : 金原まさ子 〜〜ツイッターの塵祓い清めて 11・23 食われい
たまにはあったかいせいろ
紅葉より銀杏が好きだ。 丈高く三角のエッジが効いたシルエット。 黄落の路を踏みしめる快感。 少し寒くなってきたら、 たまにはあったかいせいろがほしくなる。 お酒をたのんだら、梅干しがついてきた。 お酒に、お蕎麦に、そして