宮永愛子展 @高松市立美術館

会場の後半に入ると、
はるか時間の奥処からかそけく
キーンとふるえる波がある。
サヌカイト、讃岐の石を叩いた響きだと
あとでわかる。

ナフタリンで時の流れを視覚化した
宮永愛子は、同時に時間を聴覚化することも
大きなテーマとしているのがよくわかる。

有隣荘での「そらみみみそら」の響きが
瀬戸内海をわたって変奏し
愉しませてくれる。

宮永愛子展
高松市立美術館 (9月1日まで)