食句塾 季刊誌51号 合評会 林子のエッセイ『クリークの野糞』 「クリークにうしろを向けて野糞かな 文学座の友田恭助の句である。」 この出だしから、一枚の葉書にかかれた俳句にまつわる エピソードの展開が小説以上におもしろ
カテゴリー: セサミ日記
苔は不思議な生命体である。
苔は不思議な生命体である。 植物だとおもいこんでいるが、シダ類などとは全くちがっている。 清流や古木にはえているときは、それとなく理解できるが、 都会の無機質なコンクリートに生えている場合、 生命を維持する構造が理解不能
『大阪の神さん仏さん』 釈徹宗 高島幸次
『大阪の神さん仏さん』 釈徹宗 高島幸次 大阪の聖地、祭り、宗教を自在に いちびって、おちょくって、おもろく、 わかりやすく語り合う対談。 上町台地を軸とした南北の「ヒコ性」 生駒と大阪湾を結ぶ「ヒメ性」 ヒコ:合理性、
『陸の果て、 自己への配慮』 遠藤水城
『陸の果て、 自己への配慮』 遠藤水城 目次として、 まえがき 一月六日 − 三月七日 あとがき 三月八日 青森の竜飛岬から福島の南相馬市までを歩く。 自分の足だけで、野宿が基本。 三月七日、立入監視の看板のある地点にた
らんたん歌仙 第7巻の打ち合わせ
らんたん歌仙 第7巻の打ち合わせ 2016年の1月から始めて連衆3人でまいてきたが、 今回は新規に雨雄さんを誘い込むことに。 それでは初顔合わせに新地の蕎麦屋さんへ。 雨雄さんに発句をまかせて、 2月4日の立春スタートが
【 タイム食句】02・21〜02・25
1・25 鯰打ちのめされ雪の積もるまま : 飯田哲弘 〜〜難民の眼に流氷ちぎれ 1・24 50mサランラップが唐突にをはりを迎へ心棒のこる : 小池光 〜〜どうみてもはじまりがないものがたり 1・23
『ハッピーアワー』と『悲しみの秘義』
『ハッピーアワー』 濱口竜介監督作品 5時間越え。休憩2回はさんで、なが〜〜い。 映画そのものが<演技とはなにか?>を挑発する仕掛け。 言葉で表せるものは本当なのか? 伝えたいことは言葉にできるのか? このテーマは、 若
『三輪』白式神神楽
天の岩戸の前で神々が踊ったダンスが神楽。 ダンスとくればすべての民族に共通するのは、 ドラムス。 小鼓、大鼓、太鼓、笛のリズムパートが誘い込んで まほろばの大地にワープする瞬間、 能舞台の空間に歪みが顕れる。 後シテは真
『清左衛門』の鯖寿司 <私の愛した棒寿司 〜その⑨>
<私の愛した棒寿司 〜その⑨> 1日目はみるだけ。 2日目から食べる。 3日目は喰い尽くす。 酢飯と鯖と昆布の三味一体。 時間たってもご飯大丈夫? 安心してください。 この竹皮は丁寧に茹でたもので、 その上に最初から包装
森井マスミ「まるで世界の終りみたいな」
森井マスミ「まるで世界の終りみたいな」 内々のおめでとう会。 そろそろ歌集批評があちこちででてくるころ。 表紙装幀の上原浩子の作品、 もうちょっと大きくしてほしかったなぁ。