和田萬の黒ごま饅頭を造ってもろてる『冨久屋』の名物 は<蕪村最中>。お店のある都島のほん近くで蕪村が生 まれた。俳人をテーマに原料と形に工夫を凝らした和菓 子。芭蕉の辞世<旅に病で夢は枯野をかけ廻る>も大阪。 (冨久屋)
カテゴリー: セサミ日記
株暴落の後の老松町骨董祭をブラブラ
閑散としてどの店もご主人自身が骨董品状態。もう見た ら欲しなるから目ぇつむって通りを早足で。エジプト発 掘系の超小型の塑像。嘘くさい。観光地土産やけど、箸 置きに見立ててゲット。いつまでたってもゲテモノ買い。 (骨董街)
四六蕎麦をメニューに書くのがエライ
天六『清水』。十割、二八のほかに四六。ほとんどの蕎 麦屋は四六でっせ、と告発ちゅうか、それでも安うてお いしかったら毎日食べとなりますやろ、という心構えが 見えてお見事。「葱胡麻蕎麦」はもちょっと考えた方が。 (清水)h
卵殺すにゃ薬はいらぬ
食品クレームで多いのは<虫がおった>。元から絶たな きゃダメ。そう、卵の大量虐殺が一番効果的。南米から ゴマ集荷業者が来社。今年から殺虫殺卵システムを導入。 オランダに本部があり、そこからの指示ですべての管理。 (向井珍
うな玉丼+うどん=980円は魅力的?
<うな丼+うどん=980円>。同じメニューが2つ並 んでいる?眼をこらしてみると下の方は<うな玉丼>で ある。同じ値段。ちょっと気がそそられる。卵の分、鰻 がこまいんやろか。名物カレーうどんで一杯やりながら。 (うどんの
いのしし捕り物劇のニュースは悲しい
いのししが町にでてきて大騒動。ゴマ栽培でも獣害の質 問は多い。農林行政の失態から森が消滅しようとしてい る。日本列島崩壊寸前の危機を訴えることなく、熊、猪、 猿がエサ欲しさに住民を襲う構図に仕立てるのは悲しい。 (熊森協
第2回全日本特撰落語会 : 繁昌亭
繁昌亭となりのペンションオーナー李さんが企画。東西 の落語家二人づつの競演。その企画を実現できるのは鶴 光さんしかいない。第1回に鯉昇、小柳枝。第2回に圓 馬、笑遊。お江戸寄席芸人のくすんだ風情もよろしいな。 (第1回)
フランシス・ベーコンの叫びが聞こえる
『続・粕谷栄市詩集』。「世界の構造」の町を静かに微 笑みながら歩く男を時々ピタッと背中に感じる。久々に 詩集を開く。ありふれた町に狂気を貯めた男がたたずん でいる。この絶叫はベーコンの絵画で聴いたことがある。 (ベーコン
西京味噌とブルーチーズをまぜまぜ
世界トップレベル、シドニーのシェフ、和久田哲也の存 在を『美食のテクノロジー』で知る。魚の表面に塩のか わりに汐吹き昆布をのせた料理があるが彼のアイデアら しい。チーズと味噌の発酵食品の組み合わせにもヨダレ。 (本:辻芳
『ごまぞう』と聞いてゴマの種類てわかるかな?
<ごまぞう>は品種登録されている国産ゴマのネーミン グ。お堅い”作物研究所”としては勇気ある命名。セサ ミン数値の高さが特徴だが、PR不足。国産ブームの中 でファンも増加。もっと優良品種のバラエティがあれば。 (ごまぞう