カテゴリー: セサミ日記

05/31 おほつぴらに軍服を着て進入し来たるものを何とおもはねばならぬか　：　斎藤茂吉 〜『石泉』 05/30 意のままに皮を脱ぎたる太き竹　：　山口昭男 05/29 わが妻の死ににしことも羽ばたきか花みずき眼に入りて

05/31 中腰の世界に玉葱の匂ふ　：　重田渉   05/30 ただひとりの息子ただひとりの息子をもうけ塩のなかにあるさじの冷たさ　：　フラワーしげる   05/29 どこをどうきたのか鮎の宿に着く　

毎年、毎夏、つい書いてしまうけど、 ユリ、ほったらかしやけど、 見事に花ひらく、あっぱれ。 鬼のごとき生命力やから、鬼百合？ #KAWS #上原浩子 花器 #TeardropVase #本原令子

桜海老と蕎麦をどう喰えばベストか。 なやむなやむなやむ 左：４月　博多 右：５月　大阪狭山 結論が出えへんうちに、 旬が終わるやんか。

「 上方落語台本大賞 」 発表落語会 ＠繁昌亭 雀太：今井洋之・作 仁智：横井正幸・作 受賞の新作が、演者とピッタシ はまりすぎてるぐらいにはまって、 よお考えたら、噺家さんは古典でも新作でも それを自分の話術の芸で 肉

05/25 資本主義社会の童話しかない国の絵本さがしてやる　：　橋本夢道 05/24 青という街に迷い込む　波を聴く　とある詩人の名を思い出す　：　谷崎由依 05/23 火の奥に牡丹崩るるさまを見つ　：　加藤楸邨 05/

05/25 古き夢芭蕉杜国の夢枕夏うつくしく麻畑を過ぐ　：　山中智恵子 05/24 死にもしないで風邪ひいてゐる　：　放哉   05/23 みづからの体のほかは知らざりし乙女にて夜々数学解けり　：　栗木京子 0

05/25 食欲はひよつとベンチのやうなもの　：　阿部青鞋   05/24 一時間かけて食みたる朝の粥けふのおまへの虹の根となれ　：　黒瀬珂瀾   05/23 鮎食べて吾が静脈のうすみどり　：　福井隆

５月、集中して満洲。 日本のつい最近のこと。 昭和の遠い緞帳の向こうでは・・・