食句塾 : たしかめたら12年目でした。 兼題<干物><ビタミン> 席題<靴下> よくよくみれば、ちっともおめでたらしさがない。 ひねくれもんのショック塾らしい。 東京やなぎ句会でも宗匠の柳橋さんが<おい、題出し> とよ
カテゴリー: 食句塾
40年も続く句会の戯れぶり
東京やなぎ句会: 小三治、小沢昭一、永六輔さんたちの句会は有名。 40年、それも毎月17日同じメンバーで仕事を断って 句会で座を囲む。40歳頃にはじまって今や80歳。み なさん、ご老体といっても失礼にあたらない年齢に達し
食句塾でも敗者復活のグランプリ
食句塾忘年会。年間大賞選考。2次予選通過17句。最 終では各自が推薦の熱弁をふるう。「春不安フランスパ ンの乾きなど」に玉庵は詳細な分析で読みをガラリとか えた。句がたってきて見事浮上。だから句会はおもろい。 食句塾 h
煮凝や母の手元に古い筥 / 翠胡
食句塾の季刊も26号。今回から批評の時間をたっぷり。 助詞<が>は使こたらあかんのか?主水絶好調「眠れな い月に貼り付いている鼓膜」「パ・リーグのような紅葉 を思いおり」。”はこ”の漢字には筥より筺か。難しい。 (食句塾
吟行〜大阪湾で蛸に穴子に伊勢エビも
鳥取ノ荘の港。いきなり胸ぐらをつかまれたよう磯の香 が襲ってくる。赤銅に日焼けした漁師らが網篭の修繕中。 きのう荒れまくった浦祭りの後かたづけを黙々とする若 者も爽やか。「玉蜀黍の美し歯並びを食みこぼす」翠胡。 (浜街道
枝豆や結婚線がありません/磯菜
この俳句、なんで枝豆?しかしこれは絶対動かない。も のを食うのに手指だけで完結するのは枝豆だけ。ひたす ら口元に手を運ぶたび、ふと結婚線が気になる。あれ? わたしって無いやん。自嘲のおかしみ。婚活のユーモア。 食句塾:兼
「下手であること」のエネルギーと愉快さ
食句塾10年。指導添削はできない。ただ司会に徹する だけだが実践書があれば参考に。辻桃子さん、才能あふ れる人なら俳句なんかやめて別な表現選んだ方がいい、 言うて気持ちええ。休暇3日目、俳句作法の書をひらき。 『童子吟社
地サイダー五臓六腑をてなずける/案山子
夏盛り食句塾。松葉サイダーはじめ各地でひっそりとサ イダーは作り続けられている。「皆既食麺の凹みに割る 卵」玉庵。テントでチキンラーメン、卵が太陽にみえる。 席題からトップ賞「命火のドットつながる大文字」磯菜。 (食句塾
貌削るスリラーの夏月の舞/玉庵
マイケル・ジャクソンならばスリラー忌。まちがっても 脱色忌はいけません。句会のおもろさには挨拶句があり 追悼句があり。「老舗消ゆ心斎橋に夏嵐」三甫。数々の 名店が相続税で消える。そごうも復活への足掻き虚しく。 (レノン忌
食句塾も回数重ね、出入り多し
弥華藍が半年ぶりの復帰で「紫陽花や乗り継ぎ多き道を 来し」。麻天茶は出産でお休み中。本日新人加入。「前 世の服役中と鹿尾菜煮る」玉庵。こんなしょもない男の 為にひじき炊いてるなんて前世で悪いことした罰やろか。 (食句塾)