食句塾5月例会 ・このカフェで会ってそれきり作り滝 : 主水 瀧壺に瀧活けてある眺めかな(中原道夫) 外を見る男女となりぬ造り滝(三橋敏雄)など 先行句はあるが、おもしろい。 ・入信を説く少年のいた五月 : 翠胡 空白の
カテゴリー: 食句塾
食句塾 春の吟行 @中之島公園
食句塾 春の吟行 @中之島公園 ・花見ニモユカズ白湯ススリ笑ッテヰル : 菜摘 ・一線は超えてみるもの花筏 : 案山子 ・川筋に獅子の四頭二分桜 : 三甫 川の字に三が含まれている。二、三、四 ・・
・時措かず納棺のごと雛納め : 案山子
食句塾3月例会 兼題は<グリコ><嘘>、席題<時> ・時措かず納棺のごと雛納め : 案山子 ほかも雛の句多数。 ・うそ白し三人官女朝帰り : 菜摘 ・あちこちでめだま取り出す春が来た : 咲也 (花粉症だとほとんどのメン
梅余りに明るく遠きれくいえむ : 翠胡
食句塾2月例会 兼題 : たい焼き ・ 音楽 席題 : 雨 ・「いい意味で雑なの。彼も鯛焼も」 : 主水 ・鯛焼きの孕みて恵方北北西 : 案山子 ・わり算の余りほどの雪ピアニッシモ : 菜摘 ・音符となって降り給
食句塾 vol.55 新年号 合評会
食句塾 vol.55 新年号 合評会 ・年賀から消えた子どもをいつか問う : 飛白 ・山眠るこれからめしという時に : 主水 ・湯豆腐は食べてないよなここ何年 : 杏 ・銀杏ふむふみ使徒になるしかない : 酔象
食句塾初句会
食句塾初句会 八知が3年のバンコック出張から帰国。 タイの日本企業は日本から1名いけば現地人スタッフ4名 雇用しないといけない規約があるという。 兼題「串」 ・去年今年串にも哲学あるとかや : 咲也 虚子の<貫く棒の如き
自転車の空気あります雲の峰 : 飛白
食句塾 年間大賞 選考会 梨描いて食べて淋しいのもばれる 木の実降る姉妹は人を奪い合う あるはずのないものばかり雛の家 飼い慣らすか殺すか選べ風立つ日 宿題を残す次男と梨齧る キンモクセイそこにたしかに幸福荘 逃げ足の遅
食句塾12月例会
食句塾12月例会 ・まっすぐの煙のどこが十二月 : 飛白 >この句は縦書きであってこそおもしろい。 ・煙突の下は柚子湯で賑わいし : 八知 ・湯豆腐や昭和のスターの予約席 : 杏 > 天にいれた三甫のコメント〜〜 むかし
食句塾11月例会
『たこぼうずもなか』 貝塚の銘菓らしいっす。 食句塾11月例会 ・艦長がまた無茶を言う紅生姜 : 主水 ・秋深し母は終生縞である : 飛白 縞とは檻の鉄格子。 毒母をもつ娘の目線だそうな。 毒親とか毒ママとか、知りません
無花果のパンチングボール
食句塾季刊誌vol.54 秋号 合評会 案山子の巻頭30句 食句塾らしく、すべて食べ物俳句 ・紅玉を探して昭和遠くなり ・サフランや幾万のめしべ処女のまま ・曖昧な奴と別れて鷹の爪 ・無花果や往復びんた痛い 季語のとりあ