11/15 粕汁や京人参の赤をこそ : 井上弘美 11/14 柚子の実が地を打って落つただそれだけのことなのよ : 山崎方大 11/13 舐め終えた炎の芯の醒めている : 八上桐子  
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遊行一句 −2021】2021/11/06~11/10
11/10 断面のやうな貌から梟鳴く : 津川絵理子 11/09 しっぺ返しを食う日を怖れつつ待てり、冬旱の土が妙に明るい : 生沼義朗 11/08 冬来たるごとりと嵌めて乾電池 : 奥坂まや
【 タイム食句 ー2021 】2021/11/06~11/10
11/10 はみだしてしまう命を持つ人と僕も食べたよふたつ鯖缶 : 堂園昌彦 11/09 おでん酒ちくわの穴が現住所 : 伊藤五六歩 11/08 ある日わが歎きおえし神父のため一本の葱抜けば青
食句塾 11月例会
食句塾 11月例会 席題大会 ・キー音が四四二の第九聴く:三甫 * ピアノ調律の周波数::440Hz(ヘルツ)か442Hzのどちらかで 合わせることが多い。 12月・席題 ・みかん ・冬の衣装(セーター・マフラー・手袋な
【遊行一句 −2021】2021/11/01~11/05
11/05 石の過去たどれば水の匂ひする 闇に立ち上がる炎(ひ)の匂ひする : 時田則雄 11/04 秋の燈やゆかしき奈良の道具市 : 蕪村 11/03 わたくしの愛は君ひとりのものだ。君が全
【 タイム食句 ー2021 】2021/11/01~11/05
11/05 銀杏の透きとほるとき匂ひけり : 小暮陶句郎 11/04 初鰹も戻り鰹も関係ない人生を行くついてきなさい : 小坂井大輔 11/03 一猪口は一猪口と秋ふかきかな : 久保田万太郎
【遊行一句 −2021】2021/10/26~10/31
10/31 ぴいと啼く尻声悲し夜の鹿 : 芭蕉 10/30 夕焼けの血潮したたる空飛びて逃げまどふ難民のごとき鳩群 : 春日井建 10/29 前の世は鹿のにおいがしたという : 樋口由紀子 &
【 タイム食句 ー2021 】2021/10/26~10/31
10/31 貴腐葡萄酒の香おもたし「私生活」といふ全くの虚構を生きて : 塚本邦雄 〜魔王 10/30 秋風や咲くこと稀の魚の骨 : 生駒大祐 10/29 ホッピーの焼酎(ナカ)のおかはり重ね
句会 整理
1)第5回 のん句会 10 ・27 年4回 次回は1・26(最終水曜日) 2)変の会 10 ・29 隔月 次回は1・14 (第2金曜) (備考①)びび句会 隔月 次回は11・30(最終火曜日) (備考②)食句塾 例会 :
【遊行一句 −2021】2021/10/21~10/25
10/25 鐘つけば銀杏ちるなり建長寺 : 夏目漱石 10/24 乱暴に手首掴まれたりしこと幾たびも思ひ返し秋過ぐ : 大口玲子 10/23 世の雨の縦にすぢなす雨月かな : 岡田一実 &nb