カテゴリー: 短歌・俳句周辺

07/05 蛇に触れ酸つぱいものが欲しくなる　：　加藤静夫   07/04 職場から酒場へ向かふ　西部劇のころがる草のやうな気持ちで　：　田村元   07/03 手枕もなかったように水茶漬け　：　大森

06/30 薔薇族が昭和生き抜き令和かな　：　三浦三甫   06/29 われがまづ屈服すらむ権力に夢に太陽にエミリーに死に　：　水原紫苑   06/28 父の魔羅大きかりけり水遊　：　柳元佑太 &nb

06/30 はじかみの根のくれなゐを清水にひたす　未生にうけたる恥　：　塚本邦雄 〜蒼鬱境（第八歌集）   06/29 銀漢や自販機で買ふカレーパン　：　尾崎人魚   06/28 男性の吐瀉物眺める昼

今道子の写真。 お久しぶり、感激。 関西ではほとんどチャンスがありません。 「移ろう民 展」　＠ 京都場 6/30まで。是非見に行ってください。 ぼくの歌集の表紙に 使わせてもらったのが、1998年だから20年前。 『蛸

06/25 地域ネコとして愛されて去勢されたる一匹が闇にまぎれる　：　加藤英彦   06/24 耳は葉に葉は耳になり青葉闇　：　堀本裕樹   06/23 もう少し生きてゐたいぎらぎらの紅い金魚を念ぢ殺

06/25 曖昧な曜日感覚缶ビール　：　川原風人   06/24 ほしいのは波にたゆたう水蛸の腕をいくつか腰のあたりに　：　山階基   06/23 もち古りし夫婦の箸や冷奴　：　久保田万太郎 &nbs

06/20 頭痛ならあじさゐ美しいだらう　：　小山玄黙   06/19 なんでもいい犬死でやつてみませうかさせさせるさせればさせよ　：　平井弘   06/18 大雷雨鬱王と会うあさの夢　：　赤尾兜子

06/20 金麦はかなしからずや青の缶、白の缶にも麦の絵揺れて　：　田口綾子   06/19 ぼうたんの生ハムほどに崩れけり　：　山咲臥竜   06/18 ねばねばの蜂蜜のごといもうとはこいびとの車か

06/15 こころざし男子鬱蒼大盞木花おごそかに朽ち果てにけり　：　下村尤二   06/14 わが心いま獲物欲り蟻地獄　：　中村汀女   06/13 空港に腰かけてゐる　生まれる前にすべてが始まるのを

06/15 烏賊は烏賊のかたちはことばなり　：　阿部完市   06/14 タイタンの末裔棲みたる『くじら屋』のくぢら刺身と刺交へたり　：　仙波龍英 〜大阪の鯨料理「ハリハリ鍋」の『徳家』さん、5月に閉店。 &n