食句塾 vol.57 夏号 合評会 ・目の前で懐かしくなるかき氷 : 主水 ・ものわすれじゅうぶんにして梅茗荷 : 弥華藍 ・何処よりはずれし螺子か花曇 : 青うさぎ ・夫人余業に画廊を開くさくら雨 : 翠胡 ・福助に相
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】 07・11〜07・15
7・15 蜩のこえは水色 うっとりと米びつのなかに指を忘れて : 鈴木美紀子 〜〜後追いで鳴く奴がいて凹む蝉 7・14 とんかつに千切りキャベツなだれこむ : 金子敦 〜〜蝉の蛮行許してやろう 7・13 八千巻の書読み尽
【 タイム食句】 07・06〜07・10
7・10 中位のたましいだから中の鰻重 : 金原まさ子 〜〜永遠の遠泳日本産 7・9 海を見ぬ日々が私を造りゆく缶のキリンを凹ま
【 タイム食句】 07・01〜07・05
7・5 笹の葉を吹き来たる風夏の夜の奴豆腐をなほ白くせり : 高野公彦 〜〜蛍火の両性具有青青し 7・4 乳に蛸載せて行き交ふ女たち : 竹岡一郎 〜〜半化粧なり北斎刺
・古本の著者近影やソーダ水 : 主水
味噌松風、 到来物なんだけど、句会(食句塾)に。 苦吟難吟のおやつに最適。 そういえば朔日餅も頂戴した。 竹流し、これってぶっとい針突き刺してもでてけえへん、 結局やんごとなき方々も恥じらいながら吸うてるんやろね。 ・古
【 タイム食句】 06・26〜06・30
6・30 ずかずかと月が鱏とえいの間 : 金原まさ子 〜〜タチとネコとのどんでん返し 6・29 新宿で割りばし挿した赤肉のメロン食っても絵になりやがる : 枡野浩一 〜〜死蛍を喰う少年の尻光る 6・28
【 タイム食句】 06・21〜06・25
6・25 つぶさなる胡麻かみをれば黒妖の命ひかりて過ぐる刻あり : 安永蕗子 〜〜栗鼠糞にまみれたる珈琲のあえかな香 6・24 やくそくの木綿豆腐を持ったまま : なかはられいこ 〜〜マンネリこそのお約束あり 6・23
【 タイム食句】 06・16〜06・20
6・20 向き合うてふつと他人やかき氷 : 津川絵里子 〜〜ほほえみながらタガが外れる 6・19 家いでてわれは来しとき渋谷川に卵のからがながれ居にけり : 斎
【 タイム食句】 06・11〜06・15
6・15 電子レンジは腹に銀河を棲まわせて静かな夜に息をころせり : 陣崎草子 〜〜あじさいを殺めるレシピ阿部貞流 6・14 天麩羅にソースをかけた薄暑かな : 雪我狂流 〜〜紅生姜天五枚重ねに
矜羯羅童子 制咤迦童子
(左)矜羯羅童子 (右)制咤迦童子 不動明王のパシリ的八大童子。 今回三十六童子の不動巡礼について 鳴門まで潜入してきました。 塚本邦雄の歌 サッカーの制咤迦童子火のにほひ矜羯羅童子雪のかをりよ 今回、童子それぞれの違い