6・10 あとになり気付く蓼酢のありしこと :中原道夫 〜〜奴ののんどに串つきさして 6・9 星にふれてきたさびしさにストローでつめたい水を無心にすする : 東直子 〜〜哲学の疎水をぬけて橋わたる 6・8 五十音の国に生
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
・サーフィンの腹這いの奴のっぺらぼう : 大象
食句塾 6月例会 今回は席題オンリーの試み 11人が出題 5句出句 ・ビール腹別人なので帰ってもらう : 主水 とぼけてる。帰ってもらう、が笑える。 ・青き天体真昼の水へ蛇急ぐ : 翠胡 水惑星地球俯瞰図。蛇といえば、
【 タイム食句】 06・01〜06・05
6・5 この国の死後の奥行き口開けし牛の骸をハエは巡れり : 佐佐木頼綱 〜〜低温調理誤魔化しに限度あり 6・4 青梅や餓鬼大将が肌ぬいで : 一茶 〜〜青痣の胸拭ぐうてピンク 6・3 冷蔵庫の内らに並ぶ生ま卵とほき木星
【 タイム食句】 05・26〜05・31
5・31 わたくしがしずかに腐る冷蔵庫 : 倉富洋子 〜〜ひきこもったまま父のきむこ 5・30 ぬばたまの夜のプールに角砂糖一粒だけを溶かして眠る : 笠木拓 〜〜饒舌を撹拌の匙ドトールに 5・29
『玲瓏』0号 創刊準備号
阪神大震災でぜ〜んぶ本棚が倒れた。 なんだかんだと片付けてきたけど、 雑誌類はダンボールにそのまんまほったからし。 『玲瓏』0号 創刊準備号がでてきた。 1985年やから、もお32年に。
【 タイム食句】 05・21〜05・25
5・25 鳥にならうか桜桃を口に継ぎ : 鎌田俊 〜〜喉仏からくりだす空也 5・24 父のなかに芥子のながれている夜をうどんすすりてとおく噎せおり : 内山晶太 〜〜蔓一本サド侯爵の弁明を 5・23 ピーマンは出ないわメ
【 タイム食句】 05・16〜05・20
5・20 ひとりまた同僚欠けて疲れゆく夫の箸先うすき翅あり : 富田睦子 〜〜目隠しで握りつぶせば匂う蛍 5・19 真白な大きな電気冷蔵庫 : 波多野爽波 〜〜やっかいものを背負う東芝 5・18 足元不如意にて買ひ物もま
『葉ね文庫』
なぜかいつも元永さんが消えては飾ってある『中尾松泉堂』、 おむかいだった『リーチアート』さんがお隣に。 藤田の小さな職人たちが睨んでます。 <かっぱ横丁>から<うめ茶小路>へ古本街がお引っ越し。 鮨屋の仕上げの胡瓜巻きか
聚楽庵句会
虎ちゃんが旬を料る聚楽庵句会のはじまり。 毎朝味がちがうという手作り甘酒、 京都のもやしやさんで種麹から仕入れてる。 鴨はだいたい秋分に来て春分に帰るもんだが、 ドジやものぐさは移動しないでずっといる、それを 通し鴨とい
【 タイム食句】 05・11〜05・15
5・15 蔕取れば苺寂しくなりにけり : 五十嵐箏曲 〜〜テロの予兆を指で摘み取る 5・14 胃カメラは年齢相応を映し出す化粧も整形もとどかぬところ : 沖ななも 〜〜脳味噌も移植したらばわたし