09/25 脂浮くしまひ湯にぬるく沈むとき系類六人近親婚の裔 : 河野裕子 09/24 月光に震えているのは橋だけか : 夏石番矢 09/23 反歌 : 見上げたる 空を悲しもその色に 染まり
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【タイム食句 -2019】09/21~09/25
09/25 味噌汁の味噌の重力秋に入る : 赤羽根めぐみ 09/24 目の前の死のストレスが肉質にかかわる豚はやさしく押さる : 池田はるみ 09/23 菊ざけに薄綿入のほめきかな : 井原西
【遭遇一句 -2019】 09/16~09/20
09/20 腹舐むる鹿に遊女の前世かな : 中山奈々 09/19 それはこんな顔ではなかったですか いい歳をしてそんなこと言いにくる : 吉岡太朗 09/18 木の股の抱ける暗さや秋の風 :
【タイム食句 -2019】09/16~09/20
0009/20 桃中軒雲右衛門突如現れて飯も食わずに出てゆきにけり : 福島泰樹 09/19 星きれい餓死という選択もある : 大本義幸 09/18 さらさらさらさらさらさらさらさらさらさら牛
・相席のひれ伏し寄せるラー油かな : 酔象
食句塾 九月例会 兼題:相席 ・相席の戻り鰹が欲しくなり : 杏 ・なれなれし相席とろろ汁こぼす : 飛白 ・相席のひれ伏し寄せるラー油かな : 酔象 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 十月:秋の吟
【遭遇一句 -2019】09/11~09/15
09/15 ぬばたまの闇から生まれ闇を照らす満ちておほきな燦々に月 : 南輝子 09/14 どれにも日本が正しくて夕刊がばたばたたたまれてゆく : 栗林一石路 09/13 さむしろや待つ夜の秋
【タイム食句 -2019】09/11~09/15
09/15 がつくりとぬけ初る歯や秋の風 : 杉山杉風 09/14 食えないと食わないの差を 必要と依存との差を あなたとの差を : 野口あや子 09/13 新涼の固くしぼりし布巾かな : 久
JR塚本の会
JR塚本の会 @世沙弥 第9回 汨羅變 参考文献に出てきたのが「新風十人」 昭和15年発行の伝説の合同歌集。 斎藤史、前川佐美雄、坪野哲久ら十人。 (いつも貴重な資料は大田一廣さん) 装丁は棟方志功。 戦後神戸で永田耕衣
【遭遇一句 -2019】09/06~09/10
09/10 チンドン屋踊る生生流轉かな : 八田木枯 09/09 あな欲しと思ふすべてを置きて去るとき近づけり眠つてよいか : 竹山広 09/08 秋の蝶ひとつふたつと軽くなる : 田中裕明
【タイム食句 -2019】09/06~09/10
09/10 ゆくりなく窓のない家おもほえり白砂糖一キロ壺にうつしつつ : 西村美佐子 09/09 わが死後に無花果を食ふ男ゐて : 下村槐太 09/08 葡萄狩りわれも狩られしをみなにて唇いき