【遊行一句  −2021】2021/12/26~12/31

12/31

八十のテロリストということやあるひとつの憤怒やりすごしつつ : 坪野哲久

 

12/30

年を以て巨人としたり歩み去る : 高濱虚子

 

12/29

病んでゐるわたしの身体を貴方は洗ふ冬ざれの未明の水で : 笹原玉子

 

12/28

寒けれど二人寝る夜ぞ頼もしき : 芭蕉

〜杜国が隠れ住んだ伊良湖の保美、どんなところか

訪ねてきました。すぐ近く、サーファーが群れ群れ。

 

12/27

君の手がいくつか折っていく紙の飛行機、はやく絶頂よ来て : 坂井ユリ

 

12/26

水洟や鼻の先だけ暮れ残る : 芥川龍之介

〜辞世の句、とされている。

ちなみに、命日は7月24日と真夏。