07/15 ハーブティーにとかすはちみつひと匙の慈悲それで人は生きられるのに : 松野志保 07/14 月のぼる夏痩のなに食べようか : 清水径子 07/13 薄青のソーダみたいな夏、い
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 アートな一句 −2024】2024/07/11~07/15
07/15 大空の斬首ののちの静もりか没ちし日輪がのこすむらさき : 春日井建 〜『未成年』 07/14 天涯の至純至白の滝の壺 : 鈴木明 ・・・辞世の句 07/13 シルレア紀の地
【遊行一句 −2024】2024/07/06~07/10
07/10 手紙かく少女の睫毛ふるふ夜壁に金魚の影しづかなり : 吉岡実 〜『魚籃』 07/09 きぬぎぬをみずすましにもなりすます : 桃化 07/08 過去が役に立ちし時代のあるもの
【 タイム食句 ー2024】2024/07/06~07/10
07/10 風干の鯵の助六睨みかな : 大石悦子 07/09 こころかどこかこわれてしまったかもしれずいちご大福の心臓を突く : 戸田響子 07/08 嫌なことしない生活ところてん :
【 アートな一句 −2024】2024/07/06~07/10
07/10 宦官に不眠の踊天花粉 : 田中泥炭 07/09 白壁にただ一匹の黒蝉は夏季限定の李禹煥である : 川田ゆかる 07/08 音楽漂う岸侵しゆく蛇の飢 : 赤尾兜子 07/07 昼飯を抜き
【遊行一句 −2024】2024/07/01~07/05
07/05 炎昼を行く掌のしづかなり : 辻内京子 07/04 上の鍵ぬるりとあけて下の鍵ぬりっとあける夜はひとりだ : 加藤治郎 07/03 物や思ふと人の問ふまで夏痩せぬ : 漱石
【 タイム食句 ー2024】2024/07/01~07/05
07/05 枇杷の実の裂けた果肉のその奥に蟻は動かず閉じてやろうか : 嶋稟太郎 07/04 擂鉢に擂粉木ありぬ夏の宿 : 寺澤一雄 07/03 ていねいなくらしにすがりつくように、私は
【 アートな一句 −2024】2024/07/01~07/05
07/05 まこと塵になりたかりけむ掘られたる古墳の中の褐色の骨 : 竹山妙子 07/04 火蛾は火に裸婦は素描に影となる : 岡田一実 07/03 惟(おもん)みよ老老媾合圖はた相舐圖
【遊行一句 −2024】2024/06/26~06/30
06/30 睡りの中に壮年(さかり)すぎつつはつなつのひかりは豹のごとわれを噛む : 塚本邦雄 〜『感幻楽』 06/29 濁流は太古に発し流木の刑 : 河野春三 06/28 ブルートレ
【 タイム食句 ー2024】2024/06/26~06/30
06/30 何をしていた蛇が卵を呑み込むとき : 鈴木六林男 06/29 健康食品ってだいたい嘘だからねここは柔らかい印象を与えたいよね : 佐クマサトシ 06/28 大盛りであり麦飯で