12・31 魂魄状の海鼠掌上あらざらむこの世の他の糧はしきやし : 塚本邦雄 〜〜神の憑代胃の腑に餅を積み重ね 12・30 鶴食うてよりことのはのおぼつかな : 夏井いつき 〜〜国境溶けて越境する
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句】12・16〜12・20
12・20 酢をたらす少し傷ある地球儀に : 倉阪鬼一郎 〜〜国境が消えてそれが、なにか? 12・19 冬の空すなわち無惨あなたが向こうの方で塩買っている : 服部真理子 〜〜サラリーマンソド
第1回 ラブストーン句会
世沙弥で 第1回 ラブストーン句会 石磨きプロジェクトをきかっけに 亀井岳監督が句会をのぞきたい、という提案から。 ところが当日の朝から奥様の出産秒読み段階にはいり、 急きょ呼びかけ人が欠席。 今回の目玉は、岡田虎時さん
【 タイム食句】 12・11〜12・15
12・15 コップ越しに青澄む世界亡き母の入れ歯洗浄剤を落とせば : 大野道夫 〜〜ハメマラと順に喪失の爽快 12・14 珈琲を飲むとき冬の日は斜め : 今井杏太郎 〜〜ロダン隣りて
・今生の端のまだ居て鮎の腸 : 翠湖
食句塾12月 例会:食句賞 ・雀牌に東南西北火事テロル : 翠胡 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 年間グランプリ 第3次選考 8句 大賞 ・今生の端のまだ居て鮎の腸 : 翠湖 最終候補 ・賀状では壊
【 タイム食句】12・06〜12・10
12・10 湯豆腐や死後に褒められようと思ふ : 藤田湘子 〜〜豚もおだてて鍋につきおとす 12・9 よる深くふと握飯食ひたくなり握めし食ひぬ寒がりにつつ : 斎藤茂吉 〜〜丑三つの冷蔵庫
【 タイム食句】 12・01〜12・05
12・5 この娘より若い仔牛を食ひにけり祖父母の名前さへ書いてある : 大前達知 〜〜熟成よりロリコン趣味のディナーかな 12・4 塩鮭を食ひたき空の低さなり : 中西夕紀 〜〜地球
【 タイム食句】 11・25〜11・30
11・30 荒星の匂ひのセロリ齧りたる : 夏井いつき 〜〜スクラムの血が唇にあり 11・29 神様と契約をするこのようにほのあたたかい鯛焼きを裂き : 服部真里子 〜〜尻尾まで愛とあんこは不平
【 タイム食句】11・21〜11・25
11・25 カフェで観るライブのときに厨房で食器のこすれあう音がすき : 岡野大嗣 〜〜紅葉谷風なき夜の叫び声 11・24 靴箱に靴ある孤独セロリ噛む : 十亀わら 〜〜隠しておいた鍵束が
【 タイム食句】 11・16〜11・20
11・20 万杯のきつねうどんを喫しけり : 永田耕衣 〜〜休み休みに大法螺吹いて 11・19 激辛の麻婆豆腐を食べてわがゴジラ日和よ口は火を噴く : 花美月 〜〜四川風偽装よろ