2026/09/05 満月が偽薬に似る夜なら眠れ : 野名紅里 2026/09/04 晴れ上がる銀河宇宙のさびしさはたましいを掛けておく釘がない : 杉崎恒夫 2026/09/03 蚯蚓鳴き物
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
<遊行一句 −2025> 2025/09/01~09/05
09・05 結局、ねむり薬は売ってもらえず薬局の前に立葵の立ち枯れ : 千種創一 09・04 星月夜いまもどこかに開かずの間 : 塩野谷仁 09・03 戦争になったらメガネやコンタクトどころじ
<飲食一句 2027> 2027/09/01~09/05
2027/09/05 エリンギに閉じ込められてゐるらしき : 鴇田智哉 2027/09/04 秋風や名物まづき太郎蕎麦 : 久保田万太郎 2027/09/03 路地裏の酒屋につまむ月見豆 :
<飲食一句 2026> 2026/09/01~09/05
2026/09/05 観音の指の反りとひびき合いはるか東に魚選るわれは : 大滝和子 2026/09/04 白桃の産毛ほどにも闘へず : 対中いずみ 2026/09/03 真イワシの手びらきス
<飲食一句 2025> 2025/09/01~09/05
09・05 椎茸のきれこみにつゆ溜まりけり : 小野あらた 09・04 炊飯器に知らない人のふるさとが憑いてこの秋 臍の匂い : 高柳蕗子 09・03 気がつけば俺も妖怪夜の桃 : 鈴木明 &
<アートな一句 2027> 2027/09/01~09/05
2027/09/05 中断の会議再開秋扇 : 渡邊顯 2027/09/04 望の夜は寝まじ首まで化粧して : 町田無鹿 2027/09/03 秋の雨次の看板埋まらざる : 遠藤容代  
<アートな一句 2026> 2026/09/01~09/05
2026/09/05 水草にくるぶしをゆるくつかまれて人生という金色の午後 : 金川宏 2026/09/04 死ぬ鳥に春の色出る秋の暮 : 永田耕衣 2026/09/03 おんぼろのカメラで撮
<アートな一句 2025> 2025/09/01~09/05
09・05 金閣の金揺り落ちぬ水の秋 : 生駒大祐 09・04 一年を身体で表すならば、秋は尻だ。尻は好きだな : しんくわ 09・03 満月や皆殺されて祀らるる : 堀田季何 09・02 ぼ
<遊行一句 −2027> 2027/08/26~08/31
2027/08/31 あかあかと日は難面も秋の風 : 芭蕉 〜『おくのほそ道』 2027/08/30 秋風や素描のごとく人の立ち : 鶴岡加苗 2027/08/29 癌ぐらゐなるわよと思ふ萩す
<遊行一句 −2026> 2026/08/26~08/31
2026/08/31 ほろびつつ生きむわれらに緑青の霜降るごとし那智のかなかな : 塚本邦雄 2026/08/30 八月のどこを洗ふも火の匂ひ : 中村光声 2026/08/29 あやまりたい