2026/09/25 霧深し自分を寝押しするとせん : 渋川京子 2026/09/24 窓枠のかたちの届く距離が日々変化して人生はおもしろい : 虫武一俊 2026/09/23 秋晴れや人にか
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
<遊行一句 −2025> 2025/09/21~09/25
09・25 どうもどうもしばらくしばらくとくり返すうち死んでしまいぬ : 高瀬一誌 09・24 萩に雨こんな日もなければ困る : 中原道夫 09・23 機嫌なら自分でとれる 地下鉄のさらに地下
<飲食一句 2027> 2027/09/21~09/25
2027/09/25 ここに蕎麦屋があればと思う秋桜 : 田島健一 2027/09/24 秋祭ある沿線やすこし飲む : 阪西敦子 2027/09/23 背中より弱火にせよと秋の暮 : 黒岩徳将
<飲食一句 2026> 2026/09/21~09/25
2026/09/25 世界ではいつもどこかで夕暮れが来るので傷んだ洋梨を剥く : 中島裕介 2026/09/24 なに権太したる生傷榠樝の実 : 山尾玉藻 2026/09/23 同棲をしたいと
<飲食一句 2025> 2025/09/21~09/25
09・25 凶作や鏡の前の立ち稽古 : 松本てふこ 09・24 白飯に恋しき人がゐたりけりふうふうと吹く恋しきひとを : 池田はるみ 09・23 サブリミナルみたらし団子 : 湊圭伍 09・2
<アートな一句 2027> 2027/09/21~09/25
2027/09/25 夕月夜猫はどこまで液体か : 馬留場露以 2027/09/24 等高線そのうはずみをゆく蜻蛉 : 鴇田智哉 2027/09/23 焼栗の袋に洛中洛外図 : 津久井紀代 &
<アートな一句 2026> 2026/09/21~09/25
2026/09/25 そこらぢゆうに死んだ人たちが隠れてゐて何か言ふから返事して歩く : 酒井佑子 2026/09/24 入口にして出口なる芒かな : 千葉皓史 2026/09/23 絵に額を
<アートな一句 2025> 2025/09/21~09/25
09・25 赤い夢見てより牡丹根分けかな : 岩田奎 09・24 博学で無力でありし花園院の日記読みおり 月が死にゆく : 佐藤晶 09・23 虫めがねもて見る虫のすね毛かな : 和田悟朗 &
<遊行一句 −2027> 2027/09/16~09/20
2027/09/20 月の夜の蹴られて水に沈む石 : 鈴木しづ子 2027/09/19 天高し駝鳥はいつも脱走中 : 小林貴子 2027/09/18 さびしらを点すごとくに鹿の尻 : 井上弘美
<遊行一句 −2026> 2026/09/16~09/20
2026/09/20 狂えばかの祖母のごとくに縁先よりけり落とさるるならんかわれも : 石牟礼道子 2026/09/19 十人が一人を待ちぬ月見草 : 山口昭男 2026/09/18 熟田津に