2026/04/30 水の地球すこしはなれて春の月 : 正木ゆう子 2026/04/29 白藤の百房ゆれてほろびたりたわやかなるはまぼろしとなる : 坪野哲久 2026/04/28 亀鳴くやカ
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
<遊行一句 −2025> 2025/04/26~04/30
04・30 葱の花つつたち 若者ら脱衣すれば鳩尾のきず腿のきず : 塚本邦雄 〜『緑色研究』 04・29 丸眼鏡拭いて悪役春惜しむ : 赤野四羽 04・28 反則が5秒まで許されていてプロレス
<飲食一句 2027> 2027/04/26~04/30
2027/04/30 立ち飲みのさまざまな靴朧月 : 大牧広 2027/04/29 若鮎の刃物びかりに遡る : 伊藤伊那男 2027/04/28 あんぱんのあんのつめたし百千鳥 : 村上鞆彦
<飲食一句 2026> 2026/04/26~04/30
2026/04/30 新宿のビルの隙間で虫歯菌みたいに愛を貪り生きる : KURI 2026/04/29 鳥帰るこんにやく村の夕空を : 飯田龍太 2026/04/28 丸鶏の暗やみを想い眠り
<飲食一句 2025> 2025/04/26~04/30
04・30 ねえ、夢で醤油借りたの俺ですか? : 柳本々々 04・29 な忘れそ往復びんたちちのみの父こそあはれ酔へば子を撲つ : 坂井修一 04・28 蒸鰈国家傾いたりもして : 岡野泰輔
<アートな一句 2027> 2027/04/26~04/30
2027/04/30 花の陰謡に似たる旅寝かな : 芭蕉 〜『あら野』 2027/04/29 また美術館行かうまた蝶と蝶 : 佐藤文香 2027/04/28 襟あしの黒子あやうし朧月 : 竹久
<アートな一句 2026> 2026/04/26~04/30
2026/04/30 コクトオに阿片と愛を競はせし青年よわれの頬も燃ゆるを : 春日井建 〜『未青年』 2026/04/29 暖かし耳を模様と想ふとき : 南十二国 2026/04/28 徘徊
<アートな一句 2025> 2025/04/26~04/30
04・30 風光る時計修理は窓向いて : 谷さやん 04・29 そのひとを怒りはうつくしく見せる<蜂起>の奥の蜂の毛羽立ち : 大森静佳 04・28 裏山にかげろふを飼ふ女かな : 間村俊一
<遊行一句 −2027> 2027/04/21~04/25
2027/04/25 晩婚の知らせ一行豆の花 : 橋本榮治 2027/04/24 約束を匂いにすればヒヤシンス : なかはられいこ 2027/04/23 ホホホホホホケキョ携帯着信拒否 : 加
<遊行一句 −2026> 2026/04/21~04/25
2026/04/25 玄関の母のハイヒールに足を軽く突っ込み意味もなく立つ : 小坂井大輔 2026/04/24 人類史地層に薄し種を蒔く : 小川軽舟 2026/04/23 きのふまで何と