02/20 触れるなと言わるる日々にエレベーターのパネルの点字粒立ちてをり : 梶原さい子 02/19 白が白汚してをりぬ春の雪 : 木暮陶句郎 02/18 紙と粘土を人はつくった人間が紙と粘土でできていたころ :
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遊行一句 −2024】2024/02/11~02/15
02/15 ほのぼのと春こそ空にきにけらし天の香具山かすみたなびく : 後鳥羽院 〜『新古今和歌集』 02/14 春隣毛皮に乳首あることも : 飯田龍太 02/13 鶏ねむる村の東西南
【 タイム食句 ー2024】2024/02/11~02/15
02/15 雪舞ふや鶯餅が口の中 : 岸本尚毅 02/14 明太子、とても美味しい。 産まれたい気持ちが口の中にあふれる : 田村穂隆 02/13 いつしかに水は眼を得て白魚に : 山田
【 アートな一句 −2024】2024/02/11~02/15
02/15 野火の奥に本能寺否金閣寺 : 石倉夏生 02/14 仏像に骨はあらねど直立の静けき群れのなかを歩みぬ : 吉川宏志 02/13 斑雪野へとびたきト音記号かな : 秦夕美 &n
【遊行一句 −2024】2024/02/06~02/10
02/10 蒲団かたぐ人も乗せたり渡舟 : 虚子 地下道を蒲団引きずる男かな : 関悦史 02/09 昨夜ひと夜月の光を浴びしこと言わず朝を水仙香る : 大下一真 02/08 探梅やかばんをもたぬ者
【 タイム食句 ー2024】2024/02/06~02/10
02/10 クラッカーつてぬけおちちやつた羽根のやうオイルに浸つたサーディン置いても : 木下こう 02/09 耐へ難き説経に耐へずわい蟹 : 西村麒麟 02/08 干瓢の帯しめさせて春
【 アートな一句 −2024】2024/02/06~02/10
02/10 ガラス器の継がれてなおも立つ様を景色と呼べば遠い虐殺 : 穂崎円 02/09 心臓はひかりを知らず雪解川 : 山口優夢 02/08 あなたの好きかわたしの好きかわからない音楽
第14回のん句会
第14回のん句会 といってもコーディネーターの夏音さんが 元気な13回目の3日後、 くも膜下出血で突然死。 その追悼。 夏音さんの代表作である 真っ白なストロー作品に 恵湖さんが花を供えてくれました。 句会はもちろん継続
【遊行一句 −2024】2024/02/01~02/05
02/05 さくら貝、ふたつ重ねて海の趣味、いづれ深しと笑み問はれけり : 萩原朔太郎 02/04 先頭の男が春を感じたり : 神生彩史 02/03 なぜ銃で兵士が人を撃つのかと子が問う
【 タイム食句 ー2024】2024/02/01~02/05
02/05 梅咲いて身にゆきわたる白湯の味 : 渋川京子 02/04 あと少し呪いにつきあってほしい 冷めたココアにかすかな瀞み :千種創一 02/03 酢と牡蠣がやさしくころしあってい