2027/03/15 春宵や食事のあとの消化剤 : 波多野爽波 2027/03/14 ごはんつぶよく噛んでゐて桜咲く : 桂信子 2027/03/13 青饅に昔の部下の死を聞きぬ : 小川軽舟
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
<飲食一句 2026> 2026/03/11~03/15
2026/03/15 ああ闇はここにしかないコンビニのペットボトルの棚の隙間に : 松木秀 2026/03/14 花曇かるく一ぜん食べにけり : 万太郎 2026/03/13 朝にばか昼にばか
<飲食一句 2025> 2025/03/11~03/15
03・15 切り口のざくざく増えて韮にほふ : 津川絵理子 03・14 干しえびの袋にたまる海老の目よ人間だけが花を見にゆく : 雪舟えま 03・13 早春やカルボナーラを巻き上げて : 阪西
<アートな一句 2027> 2027/03/11~03/15
2027/03/15 春の雨連用形のまま止みぬ : 赤松勝 2027/03/14 ビニールカーテン黄ばみて町は暖かく : 上田信治 2027/03/13 涅槃図や象がもつとも悲しめり : 細谷
<アートな一句 2026> 2026/03/11~03/15
2026/03/15 死因の一位が老衰になる夕暮れにイチローが打つきれいな当たり : 斉藤斎藤 2026/03/14 疼痛のたとへば花の水面かな : 生駒大祐 2026/03/13 おそろしき
<アートな一句 2025> 2025/03/11~03/15
03・15 惜むべし老木の花の白襲 : 小川軽舟 03・14 サンチョ・パンサ思ひつつ来て何かかなしサンチョ・パンサは降る花見上ぐ : 成瀬有 03・13 ぐらぐらになった詩人が生えている :
<遊行一句 −2027> 2027/03/06~03/10
2027/03/10 戦場に近眼鏡はいくつ飛んだ : 池田澄子 2027/03/09 大仏の胸のはだけて木の芽雨 : しなだしん 2027/03/08 恋猫の闇の中より父帰る : 堀切克洋 &
<遊行一句 −2026> 2026/03/06~03/10
2026/03/10 そのひとのありのとわたりおもうまでこいしていしがついにつげえず : 小川太郎 2026/03/09 平成はうすくぼんやり商店街 : 筑紫磐井 2026/03/08 年代記
<遊行一句 −2025> 2025/03/06~03/10
03・10 空海の真白き肌蘆の角 : 山口昭男 03・09 社のことを書くなと紙幣をわたすわがこころも記者の知りいて求む : 香川進 03・08 猫顔の恋人たちが闊歩せり : 高山れおな &n
<飲食一句 2027> 2027/03/06~03/10
2027/03/10 ほどほどの昼酒の当てには鱵 : 星野高士 2027/03/09 ほろ苦きものへ箸行く春の暮 : 小口幸子 2027/03/08 三つ食へば葉三片や桜餅 : 高浜虚子 &n