11/25 鮟鱇のやうな知人を三たりほど : 河内文雄 11/24 酢モツとか食べながらふと考えるこの臓物の弾力の意味 : 野川りく 11/23 うどん屋まで何米の憂き我ぞ : 永田耕衣 &n
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 アートな一句 −2024】2024/11/21~11/25
11/25 静かなうしろ紙の木紙の木の林 : 阿部完市 11/24 体内にひとつだけ吊るすシャンデリア砕いてもいいし砕けてもいい : 大森静佳 11/23 しろながすくじら最終便となる : 小
飛田新地を通り抜けた隠れ家で
飛田新地を通り抜けた隠れ家で 句友が新蕎麦を打つお披露目。 <百年の孤独>と<野うさぎの走り> 蕎麦前は超絶あま〜い白甘納豆 ベロベロベロンチョ
【遊行一句 −2024】2024/11/16~11/20
11/20 鳥の血を一切見せず落葉山 : 高柳克弘 11/19 世にふるは苦しきものをまきの屋にやすくも過ぐる初時雨かな : 二条院讃岐 〜『新古今和歌集』 11/18 落ち葉は残らず落ちて昼の月 : 荷風 11/17
【飲食一句 2024】2024/11/16~11/20
11/20 我武者羅に家を飛び出すこの夜は国道を背に魚肉ソーセージ : 水野結雅 11/19 自販機の下へ鼠や渋谷寒 : 相子智恵 11/18 ビタミンC錠剤の雪降るさまを君のからだの底で見上
【 アートな一句 −2024】2024/11/16~11/20
11/20 右手だけぐうんと長く描かれて子は絵日記に兎撫でいる : 川本千栄 11/19 縄文のビーナスに臍山眠る : 篠崎央子 11/18 あと一年で車を卒へて籠りなばシャガールのやうに空
【遊行一句 −2024】2024/11/11~11/15
11/15 冬庭の底の底にてあたたまりゐし憶、便座!不不!その温さ! : 岡井隆 〜『阿婆世』 11/14 たった百年前にいない俺と穴熊 : 赤野四羽 11/13 わが皺手握るすなはち死の側に
【飲食一句 2024】2024/11/11~11/15
11/15 金精大明神の軸掛け薬喰 : 三村純也 11/14 わが内のあなたは異物憎しみの針千本を飲みくだしたり : 田中槐 11/13 缶コーヒー取出口の落葉かな : 金子敦 11/12 地
【 アートな一句 −2024】2024/11/11~11/15
11/15 仄と咲き鉛筆画めく冬桜 : 木暮陶句郎 11/14 男でも女でもなくまぼろしの子どもを滝と名づけて遠い : 大森静佳 11/13 能面は落葉にまみれ易きかな : 曽根毅 &nb
<ひえ、さび>の果て
連歌師心敬 枯野の薄あり明の月 <ひえ、さび>の果てに許されるまことの風雅