<遊行一句 −2026> 2026/07/26~07/31

2026/07/31

ままよ法衣は汗で朽ちた : 山頭火

 

2026/07/30

夜を振りかぶって会いに行くときの鍵束は手の熱になびいて : 榊󠄀原紘

 

2026/07/29

大雷雨鬱王と会うあさの夢 : 赤尾兜子

 

2026/07/28

偏頭痛と耳鳴りの奥に戦争が蠢いている、やがてやってくる : 生沼義朗

 

2026/07/27

浴衣着てごん太に似たる男かな : 吉川英治

 

2026/07/26

駝鳥の卵が天で割られたやうな陽ががんがんと照り真夏熊谷 : 渡辺松男