07/20 噺家のくるりと返す夏座布団 : 倉本倶子 07/19 眼球の奥の小部屋にシンバルを鳴らしてる人がいて眠れない : 田村穂隆 07/18 眼を抉り能面となる涼しさよ 奥坂まや 07/17 ふりむ
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遊行一句 −2023】2023/07/16~07/20
07/20 起ちて一人を弑さば数万救いうる計算は立つ立つが起たぬも : 池本一郎 07/19 蛇とも違ふエボラウイルスのぬひぐるみ : 関悦史 07/18 月を洗えば月のにおいにさいなまれ夏のすべての雨うつくしい : 井
【 タイム食句 ー2023 】2023/07/16~07/20
07/20 ところてんみたいなものを入れられる : 竹井紫乙 07/19 宇宙から宇宙が落ちてきたような茄子のむらさき どこまでも夏 : 市松藻ヨウ 07/18 ピザハットの真っ赤なバイク桐の
【 アートな一句 】2023/07/11~07/15
07/15 指差せば遠ざかるのが夏であると知っていながらゆくモロー展 : 笹川諒 07/14 襖絵の馬跳ね出して室町へ : 小池正博 07/13 剥げかけた青の針金ハンガーにシャツは気配をのこ
【遊行一句 −2023】2023/07/11~07/15
07/15 やがて死ぬけしきは見えず蝉の声 : 芭蕉 〜『猿蓑』 07/14 ひまわりのアンダルシアはとほけれどとほけれどアンダルシアのひまわり : 永井陽子 〜『モーツァルトの電話帳』 07/13 ナイターに着く前にも
【 タイム食句 ー2023 】2023/07/11~07/15
07/15 友人の一人がいまだ起きて来ずアルペンザルツの岩塩を振る : 嶋稟太郎 07/14 何をしていた蛇が卵を呑み込むとき : 鈴木六林男 07/13 パラオ語のツカレナオスはビール飲むことそんなこと聞いている部屋
食句塾 夏号合評会
俳句の会が終わって蕎麦屋さん。 なんやほっそい路おじいっぱいいっぱいに 御神輿。おおお祭りやん。 大江神社やて。知らんけど。 祇園さん、天神さん、 コロナ終わったら、 お祭りや、鱧くおか、蛸くおか。 ・・・・・・・・・・
【 アートな一句 】2023/07/06~07/10
07/10 頭の中で白い夏野となつてゐる : 高屋窓秋 07/09 浮き輪を手にひかり出すひと海に浮かびひかり続けるひと自然光 : 椛沢知世 07/08 夜の部は恋におぼれて夏芝居 : 和田華凜 07/07 海の画を見終
【遊行一句 −2023】2023/07/06~07/10
07/10 永遠に補修をされることのないビート板には誰かの歯形 : 木下龍也 #スポーツな一句 (一首) 07/09 暗号化された滴り舐めてみろ : 土井探花 07/08 この全てが繁殖を願ふこゑなのか蟬あまた地のうへ
【 タイム食句 ー2023 】2023/07/06~07/10
07/10 ギョーザ焼く音雨に似て夏旺ん : 村上鞆彦 07/09 なす割れば赤きいたみをさらしおり吾の手に負えぬものばかりあり : 塚田千束 07/08 熱帯夜わたし噛んだら小籠包 : 桃化