03/15 沈むように村は暮れつつ厨には水の淡さを言うしじみ貝 : 鈴木加茂太 03/14 まつ毛ふく風ありにけり桜餅 : 高篤三 03/13 をんな五人で飲茶たのしむ日曜日 五人がかり
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 アートな一句 −2024】2024/03/11~03/15
03/15 慰めずただ励ましている君はプリズム通したみたいな声で : 小野田光 03/14 仔を捨てる椿の森の古き甕 : 高橋修宏 03/13 ラクリモーザの合唱の声うちひびき 滅びんとするせつなかがやく : 三枝
【遊行一句 −2024】2024/03/06~03/10
03/10 歌よみは下手こそよけれ天地の動き出してたまるものかは : 宿屋飯盛 03/09 春一番なんて反則だと思ふ : 仁平勝 03/08 久方のアメリカ人のはじめにしベースボールは見
【 タイム食句 ー2024】2024/03/06~03/10
03/10 春雷や暗き厨の桜鯛 : 水原秋櫻子 03/09 愛情をかけて作った豆腐とかパンとか梅干しそんなものを買う : 仲田有里 03/08 夫逝去以来目刺を焼いていぬ : 池田澄子
【 アートな一句 −2024】2024/03/06~03/10
03/10 空が一枚桃の花桃の花 : 廣瀬直人 03/09 ことことと雨戸を叩く春の雨鍵をはずして入れてやりたり : 山崎方代 03/08 朧夜のベンチにしばし映画酔 : 高柳克弘 03/07 椅子に抱えた膝をほ
【遊行一句 −2024】2024/03/01~03/05
03/05 源八を渡りて梅のあるじかな : 蕪村 #大阪な一句 03/04 はる きぬ と いま か もろびと ゆき かへり ほとけ の には に はな さく らしも : 會津八一 03
【 タイム食句 ー2024】2024/03/01~03/05
03/05 結婚をして何年だつたか咲いてゐる菜花のまざる菜花のパスタ : 荻原裕幸 03/04 ばか、はしら、かき、はまぐりや春の雪 : 万太郎 03/03 プロテインシェイカーで飲むプ
【 アートな一句 −2024】2024/03/01~03/05
03/05 あなたがたまに借りて返しに来るための白い図書館になりたい : 千種創一 03/04 読まれざる詩歌はやがて囀に : 栗原修二 03/03 少年とふたり洗ふとりかご 成らざりしすべての楽を無へ還すごと :
【遊行一句 −2024】2024/02/26~02/29
02/29 雪はまひるの眉かざらむにひとが傘さすならわれも傘をささうよ : 塚本邦雄 〜『感幻樂』 02/28 日本を洗ふ波見る余寒かな : 高山れおな 02/27 3番線快速電車が通
【 タイム食句 ー2024】2024/02/26~02/29
02/29 初蝶や飲食いそぐ人ばかり : 斎藤玄 02/28 つらかった、とかじゃなくすごいふつうに、死のう、な時期に食べていたもの : 平出奔 02/27 熱燗を一本わさびの花おひたし