02/10 野にかへり野に爬虫類をやしなふはつひに復讐にそなへむがため : 前川佐美雄 〜『白鳳』 02/09 歳時記は要らない目も手も無しで書け : 御中虫 02/08 テレビには逃げてゆ
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2023 】2023/02/06~02/10
02/10 芹食べて一日一日をまぼろしに : 冨田拓也 02/09 ちんちんはあるよ(タイ料理食べ放題!)人は光に擬態してても : 上篠翔 02/08 ばか、はしら、かき、はまぐりや春の雪 :
【 アートな一句 】2023/02/01~02/05
02/05 薄氷まず絵を買って家とする : 谷さやん 02/04 デンマーク船が突然現れてターナー展は春まで続く : 廣野翔一 02/03 とりあへず踏む何の繪かわからねど : 堀田季何 02/02 飾られるショウ・ウイ
【遊行一句 −2023】2023/02/01~02/05
02/05 春を待つ前売券が二枚あり : 佐藤郁良 02/04 暗き夜のおまえのなかに吃音がオーロラのごとうごめいており : 江戸雪 02/03 ここにも春が来て生恥をさらしてゐる : 山頭火 02/02 晩冬の東海道は
【 タイム食句 ー2023 】2023/02/01~02/05
02/05 倖せを疑はざりし妻の日よ蒟蒻ふるふを湯のなかに煮て : 中城ふみ子 02/04 試しみる鮫のエキスと蜆汁(オルニチン) : 菊田一平 02/03 鳥の卵ひとつのみほすあけぼのへ冷
【 アートな一句 】2023/01/26~01/31
01/31 鳩サブレの缶は優秀をさなごの塗り絵、ノートをすつぽり納め : 佐藤モニカ 01/30 雪雫譜面に記したくなりぬ : 田中貞雄 01/29 漫画家のともだちとする絵しりとり おとなのわたしたちの点滅 : 橋爪志
【遊行一句 −2023】2023/01/26~01/31
01/31 神すらも心ほそりて眠るならむ枯山の土に雪ひびきくる : 岡野弘彦 01/30 M列六番冬着の膝を越えて座る 榮猿丸 01/29 影が溶けきれなくなった新宿の地下のトイレで歯を磨いてる : 川村周 01/28
【 タイム食句 ー2023 】2023/01/26~01/31
01/31 蜜柑剥く回覧板が濡れている : 三好飛白 01/30 断面の苺 あなたが見殺しにした真冬から葉書が届く : 魚村晋太郎 01/29 ダイドーの自販機ありて花アロエ : 杉原祐之 &
【 アートな一句 】2023/01/21~01/25
01/25 白壁は150号のキャンバスのわが曇天を光らしめたり : 花山周子 01/24 レコードのノイズ愛しむ枯木窓 : 左近青風 01/23 電柱が急にがうがう騒ぎ出づゴッホが冬を掴んで来ると : 石川美南 01/2
【遊行一句 −2023】2023/01/21~01/25
01/25 雪の夜に迫りせまりて養魚場より錦鯉をば盗む人あり : 小池光 01/24 梟や男はキャーと叫ばざる : 三橋敏雄 01/23 いますぐに君はこの街に放火せよその焔の何とうつくしからむ : 前川佐美雄 〜『植物