<遊行一句 −2026> 2026/06/06~06/10

2026/06/10

物おもへば沢の蛍も我が身よりあくがれいづる魂かとぞみる : 和泉式部

〜『後拾遺集』

 

2026/06/09

梅雨深し指紋だらけの部屋にゐる : 岡田由季

 

2026/06/08

犯罪の臭いがすると刑事言う如何なる臭いか僧われ知らず : 大下一真

 

2026/06/07

そのひとのその香水は好きだけど : 照屋眞理子

 

2026/06/06

上流に滝は見しかどその象おぼろとなりて古道はつづく : 坂井修一