11/20 一頭のヤギを吊り下げ、肉片を会場中に散乱させた : 偶然短歌bot 〜ウィキペディア日本語版「ヘルマン・ニッチュ」より 11/19 酢牡蛎の皿の母国なるかな : 河東碧梧洞
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 アートな一句 】2023/11/11~11/15
11/15 モーツアルトの瞳と思ふ竜の玉 : 苳羊右子 11/14 わたくしはどちらも好きよミカエルの右の翼と左の翼 : 紀野恵 11/13 ローマいま猫の鎖の切断あり : 小山玄紀 11/12 飛びこめば青き斜
【遊行一句 −2023】2023/11/11~11/15
11/15 尋ね人として私を探すときあなたの選ぶ写真がみたい : うゆに 11/14 世にふるもさらに宗祇のやどり哉 : 芭蕉 世にふるもさらに時雨のやどり哉 : 宗祇 世にふるは苦しきものを槙の屋
【 タイム食句 ー2023 】2023/11/11~/11/15
11/15 鯛焼を食ふによろしき死角かな : 黒澤麻生子 11/14 発芽して光目指した記憶あれ大豆ミートのまどろむキッチン : 松村由利子 11/13 吉野葛ほどのとろみのそぞろ寒 :
【 アートな一句 】2023/11/06~11/10
11/10 コピー室はきみをしずかに想う部屋アカシア材の紙は置かれて : 北辻一展 11/09 点描の黒猫の眼の夜寒かな : 堀本裕樹 11/08 鉛筆を取り換へてまた書き出だす文字のほそさや冬に入りゆく : 藪内
【遊行一句 −2023】2023/11/06~11/10
11/10 すすきすでに諸氏のごとくにありにけり : 阿部完市 11/09 うまれることばかりくりかえされて、私のいない未来を愛する : 朝吹真理子 11/08 渡り鳥近所の鳩に気負なし : 小川軽舟 11/07
【 タイム食句 ー2023 】2023/11/06~11/10
11/10 ふたりで負けて笑いたかった 昼飯なんてもつ煮ライスを啜りたかった : 斉藤斎藤 11/09 鮭打棒濡れたるままに焚かれけり : 小原啄葉 11/08 しぐれ降る窓のほとりに食
【 アートな一句 】2023/11/01~11/05
11/05 大皿の縁に秋風生まれけり : 木暮陶句郎 11/04 能『定家』観るごとくゐるクリュニーのタペストリー空間在る第三惑星 : 水原紫苑 11/03 ひるすぎの小屋を壊せばみなすすき : 安井浩司 11/0
【遊行一句 −2023】2023/11/01~11/05
11/05 心臓と心のあいだにいるはつかねずみがおもしろいほどすぐに死ぬ : 平岡直子 11/04 ひとりゐて刃物のごとき昼とおもふ : 藤木清子 11/03 壊されし橋のかたへに仮の橋かけてわたらむひとの暮らしは
【 タイム食句 ー2023 】2023/11/01~11/05
11/05 つぶあん派こしあん派ゐて月を待つ : 金子敦 11/04 飲食を儀式と知らば箸のごと置かるるものはなにのしるしぞ : 石原吉郎 11/03 吊柿鳥に顎なき夕べかな : 飯島晴子 11/02 おまえのつく