10/31 朱に朱重ねる苦しさ首里城は燃えてゆきたりその身を崩し : 山崎聡子 ・・・首里城火災焼失 2019/10/31 10/30 墨の香のして十六夜の松林 : 武藤紀子 10/29
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遊行一句 −2023】2023/10/26~10/31
10/31 風に聞け何れか先に散る木の葉 : 漱石 10/30 たかむらにさしいるかげもうらさびしほとけいまさぬあきしののさと : 會津八一 10/29 死なば秋 露の干ぬ間ぞ面白き : 尾崎紅葉 10/28 地球へ
【 タイム食句 ー2023 】2023/10/26~10/31
10/31 燻製卵はるけき火事の香にみちて母がわれ生みたること恕す : 塚本邦雄 〜『水銀伝説』 10/30 星きれい餓死という選択もある : 大本義幸 10/29 なるとして何に本気になるかだよ そば職人の作る
【 アートな一句 】2023/10/21~10/25
10/25 朝なさな燃えあがるアレクサンドリア図書館ありてわれらもその火 : 川野芽生 10/24 修羅物の能管ひびく雨月かな : 今越みち子 10/23 軽く手を添はすもこれで何度目かボーン・チャイナの人形の顔 : 阪
【遊行一句 −2023】2023/10/21~10/25
10/25 母恋ひの若狭は遠し雁の旅 : 水上勉 10/24 真砂なす数なき星の其の中に吾に向ひて光る星あり : 正岡子規 〜『竹乃里歌』 10/23 冷やかや携帯電話耳照らす : 相子智恵 10/22 往還りここもかし
【 タイム食句 ー2023 】2023/10/21~10/25
10/25 表には出されぬ異形のものたちを同じ同じと奥歯で噛めり : 駒田晶子 10/24 柿膾をんな強気でありしかな : 大石悦子 10/23 奈良漬を売る店ありて漂えるあまき香りをまぶたに
【 アートな一句 】2023/10/16~10/20
10/20 巨大画面に浮きて地球は露一顆 : 奥坂まや 10/19 死んでからも木の葉のように吹き溜まる音譜よそんなに鳴らされたいか : 金川宏 10/18 銀幕を人の名流れゆく夜長 : 高橋白崔 10/1
【遊行一句 −2023】2023/10/16~10/20
10/20 友ひとり失くすさびしさ大阪市松蟲に松蟲のこゑ無く : 江畑實 #大阪な一句 (一首) 10/19 コインロッカー開けて別れや秋日さす : 榮猿丸 10/18 風の日の短き逢ひの空しさよ火照りし皮膚に皮膚あてて
【 タイム食句 ー2023 】2023/10/16~10/20
10/20 造花紅葉や二十四時間レストラン : 内田麻衣子 10/19 旅先の夜のやうに月が小さくてコンビニで買ふ焼き鳥とワイン : 睦月都 10/18 蕎麦打ちも僧も本職神の留守 : 阿部正
【 アートな一句 】2023/10/11~10/15
10/15 鍵盤の深さを指は記憶せり前奏曲集順にさらえば : 松村由利子 10/14 秋雨は無声映画のやうに降る : 仁平勝 10/13 インド映畫は三時間續くそれよりも君が代は八千代ゆゑ長かりし : 吉田竜宇 10/1