10/15 一本のマッチをすれば湖は霧 : 富沢赤黄男 ・・・寺山修司がこの句から 「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」本歌取り。 10/14 だいじょうぶ 急ぐ旅ではないのだし 急
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2023 】2023/10/11~10/15
10/15 豆餅を食めるひととき口腔にほのほのと小さき観世音立つ : 岡部史 10/14 檸檬は鳥類てのひらで眠る : 秋尾敏 10/13 俎板に蕎麦切るリズム信州に胡麻だれよし細切りもよし
【 アートな一句 】2023/10/06~10/10
10/10 虫喰ひの黒入れて柿描き終へぬ : 今井聖 10/09 ゲルニカの怒りを受けしかなしみにかげりゆく月の蝕のかんばせ : 松川洋子 10/08 十六夜の球体関節から蜜 : 桃化 10/07 冥府よりヘンリー・
【遊行一句 −2023】2023/10/06~10/10
10/10 星と臍を繋いで歩く曲がるべき角を曲がれば星と別れる : 涌田悠 10/09 野菊あり静かにからだ入れかえる : 摂津幸彦 10/08 救わるるとは妄想の謂 泥だ、泥だ、どろどろどろ、泥の日々 : 森本平 10
【 タイム食句 ー2023 】2023/10/06~10/10
10/10 じゃがいもと蛸の格闘太古より : 竹岡一郎 10/09 スーパーの棚にレトルトカレーなまら陳列されてここは陸自のまち : 柳澤美晴 10/08 伊那に来て伊那の酒酌む締めは蕎麦 : 小澤實 #蕎麦な一句 10
【 アートな一句 】2023/10/01~10/05
10/05 内臓の具合を示す点描の数字ほろほろ生き物のごと : 東直子 10/04 おるがんやすでにこさどにわたるべし : 阿部完市 10/03 目をとじて湯を浴びているいま画家がわたしを描く
【遊行一句 −2023】2023/10/01~10/05
10/05 沈みゆく街とも知らず踊りけり : 青山茂根 10/04 愛(うるは)しとさ寝しさ寝てば刈薦の乱れば乱れ さ寝しさ寝てば : 木梨軽太子 〜『古事記』 10/03 フウの木陰の千年先の午後 : 八上桐子 10/
【 タイム食句 ー2023 】2023/10/01~10/05
10/05 いざよひの/月はつめたきくだものの/匂をはなちあらはれにけり : 宮澤賢治 10/04 おろしそばの理由は聞けずじまひなり : 外山一機 #蕎麦な一句 10/03 森のきのこのように<わたし>を抜いてみてゆる
【 アートな一句 】2023/09/26~09/30
09/30 顔まづ失くす胸像秋の暮 : 関悦史 09/29 鉛筆で描かれたやうなゆふぐれの亡母のふるさとの街にたたずむ : 松平修文 09/28 秋灯へ影として入る美術展 : 津川絵理子 &n