07/10 頭の中で白い夏野となつてゐる : 高屋窓秋 07/09 浮き輪を手にひかり出すひと海に浮かびひかり続けるひと自然光 : 椛沢知世 07/08 夜の部は恋におぼれて夏芝居 : 和田華凜 07/07 海の画を見終
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遊行一句 −2023】2023/07/06~07/10
07/10 永遠に補修をされることのないビート板には誰かの歯形 : 木下龍也 #スポーツな一句 (一首) 07/09 暗号化された滴り舐めてみろ : 土井探花 07/08 この全てが繁殖を願ふこゑなのか蟬あまた地のうへ
【 タイム食句 ー2023 】2023/07/06~07/10
07/10 ギョーザ焼く音雨に似て夏旺ん : 村上鞆彦 07/09 なす割れば赤きいたみをさらしおり吾の手に負えぬものばかりあり : 塚田千束 07/08 熱帯夜わたし噛んだら小籠包 : 桃化
【 アートな一句 】2023/07/01~07/05
07/05 点景に画いた汝を / 見ておもう / 解いてはならない / 問いであったと: 小林久美子 07/04 トプカピ宮トカゲ微光してサイレン : 日高玲 07/03 盛夏とはほろびゐる夏 音楽堂への矢印がすこし褪せ
【遊行一句 −2023】2023/07/01~07/05
07/05 シャワーカーテン一枚で逃げ出せる : 青山茂根 07/04 我こそは新島守よ隠岐の海の荒き波風心して吹け : 後鳥羽院 〜『遠島百首』 07/03 どきどきと大きくなりしかたつむり : 阿部青鞋
【 タイム食句 ー2023 】2023/07/01~07/05
07/05 ピッチャーがまた首を振る延長戦 枝豆どれもどれも空っぽ : 藤島秀憲 #スポーツな一句 (一首) 07/04 胡瓜サンド人は飛べないから走る : 西生ゆかり 07/03 殴られた方
食句塾7月例会
食句塾7月例会 ・一心にキャベツ(タダ)食むカウンター : 主水 ・毎日が環状線のように汗 : 飛白 ・のうぜんかずら二階には禿が栖む : 大象 ・・・・・・・・・・・ 阿倍野で俳句会 あと繁昌亭の落語会へ。 面白いグル
【 アートな一句 】2023/06/26~06/30
06/30 石が砕かれ夏の夜の絵具たち : 鴇田智哉 06/29 紫陽花と紫陽花に挟まれているカメラロールの裸の自撮り : 上篠翔 06/28 間をあけてたつデルボーの人涼し : 仁平勝 06/27 リメイ
【遊行一句 −2023】2023/06/26~06/30
06/30 檳榔樹の古樹を想へその葉蔭海見て石に似る男をも : 牧水 06/29 蓮沼を自転車で立ち去る悪魔かな : 天沢退二郎 06/28 ゆうべぬるき水に唇まで浸りゐて性欲とは夏の黄の花のやうなもの : 河野裕子 0
【 タイム食句 ー2023 】2023/06/26~06/30
06/30 雨と雨のあいだに挟む小倉あん : 八上桐子 06/29 ねっとりと濃く甘き闇迫りくる南の島の舌の分厚さ : 松村由利子 06/28 夕焼の長かりしあと鮑食ふ : 森澄雄