02/28 石棺の蓋あいてゐる朧かな : 黛執 ・・・ウクライナに侵攻したロシア軍は02/24、チェルノブイリ原子力発電所を占拠・・・ 02/27 神宮外苑雨の行進観るたびに感動やまぬわがこころ怪(け)し
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2022 】2022/02/26~02/28
02/28 死もかくのごとき甘さと言いながら口うつされる白い偽薬(プラセボ) : 松野志保 02/27 菠薐草男の子ふたりに血を分かち : 西村和子 02/26 君がいまナイフ突き刺す肉片は
【遊行一句 −2022】2022/02/21~02/25
02/25 星に星のふるへつたはり手のなかの万年筆をかちりと閉めつ : 横山未来子 02/24 春の夜の足に足ふれしつめたさ : 長谷川素逝 02/23 振り向けば白き便器のショールーム悪夢の
【 タイム食句 ー2022 】2022/02/21~02/25
02/25 ふるひよせて白魚崩れんばかりなり : 漱石 02/24 コーヒーにミルクを注ぐ犬の眼の白濁のんで交換しましょ : 椛沢知世 02/23 つっつくと爆弾になるつくしんぼ : 紀本直美
【遊行一句 −2022】2022/02/16~02/20
02/20 ひたひたと来るものゝあり春の土手 : 間村俊一 02/19 するすると衣桁の衣のおちて又もとの沈黙(しじま)にかへる春の夜 : 九条武子 02/18 梅白し昨日ふや鶴を盗れし :
【 タイム食句 ー2022 】2022/02/16~02/20
02/20 旧姓をランチタイムに明かし合う私は黒江私は光田 : 田中有芽子 02/19 宇宙膨張中われ桜餅嚥下中 : 池田瑠那 02/18 花器となる春昼後刻 喉に挿すひとの器官を花と思えば
【遊行一句 −2022】2022/02/11~02/15
02/15 もし俺が宇宙人でもとりあえずいい人止まりで終わるだろうな : 木下侑介 02/14 春雪の暫く降るや海の上 : 前田普羅 02/13 らりるれろ ラ行の発言(はつごん)なかつたら音
【 タイム食句 ー2022 】2022/02/11~02/15
02/15 宇宙地球草餅いびつ寧らけし : 佐怒賀正美 02/14 舞扇おきて手にとる小さかづき臙脂を印す麦わらの管 : 森鴎外 02/13 白魚の目の裏側の暗さかな : 小野あらた &nb
【遊行一句 −2022】2022/02/06~02/10
02/10 メス堕ちの青年の身ぞ春の雪 : 関悦史 02/09 力をあづけるなと教はつただらう足をぬくにはちからがいる : 平井弘 02/08 性格が八百屋お七でシクラメン : 京極杞陽 0
【 タイム食句 ー2022 】2022/02/06~02/10
02/10 くわえろといえばくわえるくわえたらもう彗星のたてがみのなか : 穂村弘 02/09 鶯や餅に糞する縁の先 : 芭蕉 02/08 鹽の壺空となりゐつわが家のいづこにも鹽なき時閒過ぎを