03/20 間違っていたのは街のほう 地図は当時のつもりで教えたわけで : 岡野大嗣 03/19 引鶴!ねえアフリカが全部欲しいの : 外山一機 03/18 多摩川のむこうに見ゆる河原の男よ春の三塁に死す
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2023 】2023/03/16~03/20
03/20 ごはん粒よく噛んでゐて桜咲く : 桂信子 03/19 男ばかりの会議のあとに男ばかりの宴席 汁の蛤剥がす : 吉川宏志 03/18 朧の夜鯛にくちびるあることも : 黛まどか &n
【 アートな一句 】2023/03/11~03/15
03/15 調律は未完のままに花の前 : 小池正博 03/14 三十三間堂あらたまのああこれは市川春子の線だとおもふ : 荻原裕幸 03/13 ついに来た囀の声変り : 小湊こぎく  
【遊行一句 −2023】2023/03/11~03/15
03/15 チューリップ明るいバカがなぜ悪い : ねじめ正一 03/14 どれにも夕刊が正しくて夕刊がばたばたたたまれてゆく : 栗林一石路 03/13 三寒四温上り電車が草っぽい : 小町圭 03/12 言の葉の上を這
【 タイム食句 ー2023 】2023/03/11~03/15
03/15 崎陽軒のシウマイ弁当のしやう油入れ 春はさびしよふくべのかたち : 日高堯子 03/14 まだ餅と蓬それぞれ優しき香 : 山根真矢 03/13 もし私ほかの何かになるのならお米三トン海苔七万枚 : 特上あいう
【 アートな一句 】2023/03/06~03/10
03/10 すきとほるヴェールを石もて彫(ゑ)りにけるベルニーニの狂気、風になびくを : 水原紫苑 03/09 あたたかし粘土が息をしはじめて : 堀田季何 03/08 クレヨンに似た匂いする
【遊行一句 −2023】2023/03/06~03/10
03/10 おもむろにおならをすれば仕舞い際、逆に空気がお尻へ入る : 飯田和馬 03/09 春の夜は巷も星の猫狩りよ! : 天沢退二郎 03/08 自分以外の緊急連絡先がいる書類いちまいさびしきろかも : 山下翔 03
【 タイム食句 ー2023 】2023/03/06~03/10
03/10 うらうらやぽこぽこできる稲荷寿司 : 堀本裕樹 03/09 震えながらも春のダンスを繰り返し繰り返し君と煮豆を食べる : 堂園昌彦 03/08 パン生地の丸く寝かされ春の雨 : 金城果音 03/07 ハミガキ
類想句について
==俳句は季語をなぜ使う== 1)季語からあふれでる<本質的類想句>の中から 他に先駆けて傑作を生み出すこと。 2)類想句を作り出すことが、季語重視の成り行き。 3)類想句は誰でもつくる可能性がある。だから共感も得やすい
【 アートな一句 】 2023/03/01~03/05
03/05 遺伝子のどの音符から蝶になる : 山本敏倖 03/04 いくさ日のあるいつときをとらへつつ織物として織りし人はも : 高木佳子 03/03 うぐひすや半紙の帯の濃紫 : 金子敦 &