02/20 何ゆゑに耳は斬らるる聴覚はこの世かの世にかよへるか、あな : 水原紫苑 02/19 離陸するどの窓も貌実朝忌 : 高山れおな 02/18 一人称ころころ変えて日雇いを続けています
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2023 】2023/02/16~02/20
02/20 錠剤が口に張りつく鳥の恋 : 越智友亮 02/19 コーヒーにミルクを混ぜる分量が日々てきとうな弾丸なのに : 平岡直子 02/18 三寒四温除霊されちゃったパン : 井口可奈 &
【 アートな一句 】2023/02/11~02/15
02/15 鳥獣戯画その火加減が如月 : 山本敏倖 02/14 性器で性器をつらぬける時きみがはなつ音叉のような声の優しさ : フラワーしげる 02/13 博物館少年は美しい軽金属 : 久坂夕爾 02/12 夕映えがその
【遊行一句 −2023】2023/02/11~02/15
02/15 じいさんとばあさんのハグ雪中梅 : 鈴木明 02/14 ”とうちゃんはプロレスラーです”という作文 息子は引き出しにそっとしまいおり : 夢枕獏 02/13 陰嚢の骨かもしれぬ菫かな : 中山奈々 02/12
【 タイム食句 ー2023 】2023/02/11~02/15
02/15 楂古聿(チョコレート)嗅ぎて君待つ雪の夜は湯沸(サモワール)の湯気も静こころなし : 北原白秋 02/14 会ふてすぐ水菜を食べて寝てしまふ : 生駒大裕 02/13 酔ったときき
【 アートな一句 】
02/10 画家自身です、と言われていつかそこにいる絵の中にいるような気がする : 兵庫ユカ 02/09 消えやすい十七本の線で顔 : 八上桐子 02/08 映像が悪いおかげで虐殺の現場のそれが緋鯉に見える : 千種創一
【遊行一句 −2023】2023/02/06~02/10
02/10 野にかへり野に爬虫類をやしなふはつひに復讐にそなへむがため : 前川佐美雄 〜『白鳳』 02/09 歳時記は要らない目も手も無しで書け : 御中虫 02/08 テレビには逃げてゆ
【 タイム食句 ー2023 】2023/02/06~02/10
02/10 芹食べて一日一日をまぼろしに : 冨田拓也 02/09 ちんちんはあるよ(タイ料理食べ放題!)人は光に擬態してても : 上篠翔 02/08 ばか、はしら、かき、はまぐりや春の雪 :
【 アートな一句 】2023/02/01~02/05
02/05 薄氷まず絵を買って家とする : 谷さやん 02/04 デンマーク船が突然現れてターナー展は春まで続く : 廣野翔一 02/03 とりあへず踏む何の繪かわからねど : 堀田季何 02/02 飾られるショウ・ウイ
【遊行一句 −2023】2023/02/01~02/05
02/05 春を待つ前売券が二枚あり : 佐藤郁良 02/04 暗き夜のおまえのなかに吃音がオーロラのごとうごめいており : 江戸雪 02/03 ここにも春が来て生恥をさらしてゐる : 山頭火 02/02 晩冬の東海道は