09/25 月光が釘ざらざらと吐き出しぬ : 八田木枯 09/24 粘菌学者南方熊楠今の世に在ればコロナに迫っているか : 道浦母都子 09/23 ごてごてと草花植ゑし小庭かな : 正岡子規
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2021 】2021/09/21~09/25
09/25 土偶のやうなひとをゆめみぬそのひとの地球を啜るやうな唇 : 渡辺松男 09/24 歯を抜きし顔の笑へば秋の風 : 前澤宏光 09/23 撫で上げてゆく風のなか揺り椅子に咽喉(のんど
【遊行一句 −2021】2021/09/16~09/20
09/20 「ヤギ ばか」で検索すると崖にいるヤギの画像がたくさん出てくる : 永井祐 09/19 秋の夜を打ち崩したる咄かな : 芭蕉 09/18 白菊はみだらなるかもかぎりなき舌にひとつの
【 タイム食句 ー2021 】2021/09/16~09/20
09/20 秋暑しからしの残る椀の縁 : 小野あらた 09/19 割り箸を片方すすりそうになる空腹のアーケードを抜ける : 山階基 09/18 全国の皆様ひとり歯を磨き : 小島祝平 &nbs
【遊行一句 −2021】2021/09/11~09/15
09/15 天高くみんなで道をまちがえる : 火箱ひろ 09/14 だんだんと狂っていくのはどこならむ変なすすり泣きのような時間だ : 大島史洋 09/13 やはらかに人わけゆくや勝角力 :
【 タイム食句 ー2021 】2021/09/11~09/15
09/15 こころの悲からだの患と分かちがたく今朝も白粥の椀を食(たう)べぬ : 春日井建 09/14 精肉のひとつを名付け買はざりき : 山田耕司 09/13 病みあがりなれど
【遊行一句 −2021】2021/09/06~09/10
09/10 秋日和 なにもいれずにふたをするだつてこんなにきれいな容器 : 笹原玉子 09/09 しら露やさつ男の胸毛ぬるるほど : 蕪村 09/08 草もきも色はかはれどわたつみの浪の花にぞ
【 タイム食句 ー2021 】2021/09/06~09/10
09/10 十人の男を呑んで九人吐く : 時実新子 09/09 噛むごとき歯の痛みあるゆふべにてうしろをみたり うしろは壁 : 葛原妙子 09/08 良夜かな赤子の寝息麩のごとく : 飯田龍太
・はあい一瞬ちくっとしまあす夜這星 : 曽根主水
・はあい一瞬ちくっとしまあす夜這星 : 曽根主水 #食句塾 緊急事態宣言中なので、 9月もネット句会に。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10月の兼題 <食関連> キッチン関連 台所とそのまわ
【遊行一句 −2021】2021/09/01~09/05
09/05 水澄みて絵の中の日も沈むころ : 生駒大祐 09/04 マンションの躯体の総重量との比 人体はドア一枚の重さ : 乃上あつこ 09/03 爽やかに仕事ができる体かな : 小川軽舟