01/15 原料:鉄、闇とある彫刻を見る身の内を身おろすごとく : 飯田有子 01/14 冬夕焼しばしロスコが来てをりぬ : 井田美知代 01/13 「雪」と書き雪の映像を上げており矛盾の川に舟放つごと : 廣野翔一 0
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遊行一句 −2023】2023/01/11~01/15
01/15 München にわが居りしとき夜ふけて陰の白毛を切りて棄てにき : 斎藤茂吉 〜『ともしび』 01/14 狂句こがらしの身は竹齋に似たる哉 芭蕉 たそやとばしるかさの山茶花
【 タイム食句 ー2023 】2023/01/11~01/15
01/15 きみみかんむいてくれしよすぢまでも : 川上弘美 01/14 よだたらす目しるはたえず鼻たらすとりはずしては小便もする : 横井也有 01/13 寒すばる身のミネラルと引きあえり
memo 0104
*生駒大裕 *八上桐子 *なかはられいこ *黒川利一 *「接線が円に接するように、接触することなしに接する」 *身のうらを洗いすすぐ *鼓膜のような傘 *葉隠 *八咫鏡(やたのかがみ) *ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァ
【 アートな一句 】2023/01/06~01/10
01/10 風の線描かれて冬の絵となりぬ : 笹下蟷螂子 01/09 早朝に起きて出てゆくのみの部屋 線描ほどの淡さを持ちぬ: 北辻一廣 01/08 大津絵の筆のはじめは何佛 : 芭蕉 〜『俳
【遊行一句 −2023】2023/01/06~01/10
01/10 インザ炬燵猪木腕折る動画見る : 高田亀歩 01/09 おいで、ここはまだ間氷期 わたしのより薄い手相の人はいないね : 鈴木晴香 01/08 0120てっぺんにつけ愛し合う :
【 タイム食句 ー2023 】2023/01/06~01/10
01/10 頼んではゐない牛すぢ少しだけおでんのだしに浮いてゐる夜 : 田村元 01/09 夜は雪になる予報あり酒にする : 桂米朝 ・・・俳号・八十八 01/08 雪子の下痢美しかりし細雪、
【 アートな一句 】2023/01/01~01/05
01/05 鉛筆で写すならマグカップよりティーバッグなるべく重そうに描け : 永井祐 01/04 半円をかきおそろしくなりぬ : 阿部青鞋 01/03 等伯はかなしみの風 吹くたびにスイングをする松も余白も : 坂井修
【遊行一句 −2023】2023/01/01~01/05
01/05 不思議なる音して去年の雪が降るきょーん、きゃーん、きゃーん、きょーん : 岡部桂一郎 01/04 初夢や金も拾はず死にもせず : 漱石 01/03 人がみな 同じ方角に向いて行く。それを横より見てゐる心。 :