食句塾 4月例会 兼題は<ごはんの友> 毎回、読んでみぃおもろいでぇ本を紹介。 今月は「はじめまして現代川柳」 3月「桜はなぜ美しいか」水原紫苑 2月「わたしの好きな季語」川上弘美
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【遊行一句 −2021】2021/03/26~03/31
03/31 人類平均睾丸一個万愚節 : 関悦史 03/30 音量をMAXにしたカーラジオ聴きながら指受ける直腸(はらわた) : 青木俊介 03/29 ムムハハムムハハハハハハ桜丸 : 大森案山
【 タイム食句 ー2021 】2021/03/26~03/31
03/31 はやき死を待たるることのさはやかに三月の芹スープにうかぶ : 塚本邦雄 03/30 のどぼとけ動いて枝垂れ桜かな : 山崎政江 03/29 芹食へば水の香りす七曜の無きしづかなる芹の歳月 : 高野公彦 03/
【遊行一句 −2021】2021/03/21~03/25
03/25 想像のつく夜桜を見に来たわ : 池田澄子 03/24 人間を深く愛する神ありてもしもの言はゞ、われの如けむ : 釈迢空 03/23 はなびらをつけて地階の春画展 : 今井豊 &nb
【 タイム食句 ー2021 】2021/03/21~03/25
03/25 寝るまえに読むんですかと聞いてみてご飯のあとと返事をもらう : 永井祐 03/24 口中に舌やわらかき桜かな : 月野ぽぽな 03/23 主よ、ひとの欲望の塵ふる春のひえたお皿をあ
【遊行一句 −2021】2021/03/16~03/20
03/20 N君の家が床屋であることをどうして笑ったんだろオレは : 工藤吉生 03/19 はるうれひ乳房はすこしお湯に浮く : 川上弘美 03/18 ゴミ袋提げつつ仰ぐ桜樹の、<家>を得て知
【 タイム食句 ー2021 】2021/03/16~03/20
03/20 春の卓水輪のやうに皿を置き : 上田りん 03/19 老の厨にもう要なしと出刃のたぐひ始末をせしにまだ生きてゐる : 蒔田さくら子 03/18 注文の際、ため息を願います : なか
【遊行一句 −2021】2021/03/11~03/15
03/15 春眠のこの世の端のふくらはぎ : 清水伶 03/14 どれほどの量の酸素に包まれて眠るふたりか 無垢の日本で : 小佐野弾 03/13 べつたりと掌につく春の樹液かな : 能村登四
【 タイム食句 ー2021 】2021/03/11~03/15
03/15 終末を小出しにふるふ地震といふエネルギア過ぐ粥すこし揺り : 高橋睦郎 03/14 蜂蜜のにごりを春の濁りとも : 杉山久子 03/13 恥をかみしめて生涯ふるさとは遠きにありてゆ