06/05 のんのんとわたしのなかに蠢いている大阪よ木津川安治川 : 江戸雪 06/04 二刀流太陽肛門から翔平 : 桃化 06/03 この子供に繪を描くを禁ぜよ大き紙にただふかしぎの星を描くゆゑ : 葛原妙子 06/0
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2022 】2022/06/01~06/05
06/05 死者のため茹でたての蝦蛄手で喰らふ : 飯島晴子 06/04 悪意からもっとも遠い顔をして互いの腹にかさなる小鯵 : 宮下倖 06/03 こぼさずにこぼるるほどに冷し酒 : 西村麒麟 06/02 萎びたる苦
びび句会:手話メンバー2名に。
びび句会。 聾唖のメンバーが2人になって いろんな工夫。 俳句の面白さは<句会>にあるので、 世沙弥に展示中のアートを見ながら 575のリズムをどう伝えるか。 ゆり、ほったらかしの植木鉢から 2、3年おきに気ままに咲いて
【遊行一句 −2022】2022/05/26~05/31
05/31 けし提げてけん嘩の中を通りけり : 一茶 05/30 ローソンのバックヤードでくちづけをおぼえる子どもたちによろしく : 魚村晋太郎 05/29 牡丹の花とうしろの壁との隔(ま) : 長谷川素逝 05/28
【 タイム食句 ー2022 】2022/05/26~05/31
05/31 母は熟し妹実るはつなつの檻の扉(と)とこしへに閉ざせ胡麻 : 塚本邦雄 〜水銀伝説 05/30 雷鳴が笹かまぼこの上に降る : 川名将義 05/29 コンビニの駐車場にはそれぞれの
【遊行一句 −2022】2022/05/21~/05/25
05/25 莚漂うまら振り洗う夜の造船 : 金子兜太 05/24 故障中 貼り紙がはためいている あなたはどんなふうにされたの : 石畑由紀子 05/23 さみだるる大僧正の猥談と : 鈴木六
【 タイム食句 ー2022 】2022/05/21~05/25
05/25 「にんじんの賽の目切りつてどうやるの」科学者なりし夫が問ひくる : 徳高博子 05/24 夏草に倒す自転車飲屋裏 : 小澤實 05/23 卵黄にぬれたるままのやはらかい指頭におどる
うつうつと最高を行く揚羽蝶
鬱鬱と最高をゆく 黒揚羽舞ひあがりをり黒にまぎれて : 南輝子 〜『神戸バンビジャンキー』 田荷軒耕衣に惚れ込んだ渡邊一考さんへのオマージュ *色紙:世沙弥2Fのバスルームにかざってるけど、 たった一度も注目されないので
【遊行一句 −2022】2022/05/16~05/20
05/20 いつのまにさ月きぬらむあしひきの 山郭公今ぞなくなる : (よみ人しらず) 〜古今和歌集 05/19 不帰の五月百客百年来 : 相子智恵 05/18 大空に林檎がひとつありました
【 タイム食句 ー2022 】2022/05/16~05/20
05/20 冷奴くづして変なことをする : 鈴木茂雄 白飯(しらいひ)と言ひて差し出す左右の手よ こうしてゐること誤作動のやう : 阪森郁代 05/18 冷奴しばし仏像として見る : 藤田俊 05/17 木苺を摘みすぎ暮