2027/10/25 ぬす人に取り残されし窓の月 : 良寛 2027/10/24 何をしにホモ・サピエンス星月夜 : 矢島渚男 2027/10/23 一葉落ち天下とはこの辺りらし : 池田澄子
<遊行一句 −2026> 2026/10/21~10/25
2026/10/25 びいと啼く尻声悲し夜の鹿 : 芭蕉 〜 『杉風宛親戚書簡』 2026/10/24 事故死を出した会社というは静かにて電話の音が時おりひびく : 松村正直 2026/10/
<遊行一句 −2025> 2025/10/21~10/25
10・25 銀木犀 忘れえぬ日の内側へ鯨幕などくぐって来るな : 榊原紘 10・24 長き夜をたたる将棋の一ト手哉 : 幸田露伴 10・23 展望台から見る街の、なんかこう、全部無駄かもしれな
<飲食一句 2027> 2027/10/21~10/25
2027/10/25 末枯やカレー南蛮鴨南蛮 : 田中裕明 2027/10/24 あかるくてからつぽしぼり器のレモン : 浅川芳直 2027/10/23 鳥わたるこきこきこきと罐切れば : 秋
<飲食一句 2026> 2026/10/21~10/25
2026/10/25 チーズフォンデュー鍋にふつふつ煮え立ちて外は異変の如き夕映え : 三井修 2026/10/24 拳骨のやうなかき揚げ神の留守 : 山﨑祐子 2026/10/23 こんにゃ
<飲食一句 2025> 2025/10/21~10/25
10・25 水澄むや加賀落雁を手のひらに : 坂内文應 10・24 友よりの受けし怨念 逝きたれば零余子となりてこぼれゆきたり : 藤岡武雄 10・23 レモン噛む集中豪雨の真芯なり : 渋川
<アートな一句 2027> 2027/10/21~10/25
2027/10/25 木犀や団地A棟永遠にA : 押野裕 2027/10/24 皺々の中に象の眼秋暑し : 山口一世 2027/10/23 密会はむらさきを着て鳥兜 : 守屋明俊
<アートな一句 2026> 2026/10/21~10/25
2026/10/25 ねざむれば比良の高峯に月落て残る夜くらし志賀の海づら : 上田秋成 2026/10/24 月光の波形をなぞる弦楽器 : 守谷茂泰 2026/10/23 今からでもはじめて
<アートな一句 2025> 2025/10/21~10/25
10・25 投擲の後の咆哮秋天に : 松本てふこ 10・24 跡もなき庭のあさぢにむすぼほれ露のそこなる松むしの声 : 式子内親王 〜『新古今和歌集』 10・23 焼き捨てて日記の灰のこれだけ
<遊行一句 −2027> 2027/10/16~10/20
2027/10/20 鴨渡る鍵も小さき旅カバン : 中村草田男 2027/10/19 遺失物係のあくび鳥渡る : 佐藤久 2027/10/18 開かざりし通草の口を指にひらく : 小澤實 &n