2027/02/10 下萌や人類の尻置くところ : 仲寒蟬 2027/02/09 草食獣の唇厚く春立てり : 中村和弘 2027/02/08 春浅しさゆらぎて立つ白湯男子 : 大木孝子 &nb
<遊行一句 −2026> 2026/02/06~02/10
2026/02/10 埋めるまへにウサギを見てやつて頂戴と隣りの恵子さんが呼びにくるなり : 花山多佳子 2026/02/09 わたくしにもしものときの菫かな : 楢崎進弘 2026/02/0
<遊行一句 −2025> 2025/02/06~02/10
02・10 息吐けと立春の喉切られけり : 波郷 02・09 恐竜のように滅ぶのも悪くない 朝のシャワーを浴びつつしゃがむ : 千種創一 02・08 うすらひの未来仏めく戦争や : 関悦史 &
<飲食一句 2027> 2027/02/06~02/10
2027/02/10 春一番のしっぽについてパスタ屋へ : 酒井弘司 2027/02/09 晩年の恋は独活和かもしれぬ : 高橋将夫 2027/02/08 未完の詩多し春星葱畑に : 小宮山遠
<飲食一句 2026> 2026/02/06~02/10
2026/02/10 雉の眸のかうかうとして売られけり : 加藤楸邨 2026/02/09 見た目では好かれぬように襤褸を着てラーメン屋とかに出没してる : 本田葵 2026/02/08 蜆汁
<飲食一句 2025> 2025/02/06~02/10
02・10 すまいらげん 決して滋養強壮に効くくすりでない smile again : 笹井宏之 02・09 朝な朝な鶴の匂ひの薬のむ : 遠山陽子 02・08 毒芹を摘んで帰って叱られた姉が
<アートな一句 2027> 2027/02/06~02/10
2027/02/10 春みぞれ再配達の本濡れて : 細谷喨々 2027/02/09 今朝外に立つ不審者を春といふ : 高橋睦郎 2027/02/08 瞳に古典紺々とふる牡丹雪 : 富澤赤黄男
<アートな一句 2026> 2026/02/06~02/10
2026/02/10 古仏より噴き出す千手 遠くでテロ : 伊丹三樹彦 2026/02/09 エルニーニョのりもの酔いの語感あり神のゆめみるはるかなる沖 : 渡辺松男 2026/02/08
<アートな一句 2025> 2025/02/06~02/10
02・10 立ちつくす宝生閑の背を濡らし「鉢木」の雪吹き荒るる見ゆ : 松本典子 02・09 木の家のさて木枯らしを聞きませう : 高屋窓秋 02・08 絵がどこか変はりますわかりましたかあな
<遊行一句 −2027> 2027/02/01~02/05
2027/02/05 節分の鬼より湯上がりの匂ひ : 西山ゆりこ 2027/02/04 必要とされず今日も寝ている : せきしろ 2027/02/03 春寒き街を焼くとは人を焼く : 池田澄子