07・05 こいさんの扇いとはんより小さし : 和田華凛 #大阪な一句 07・04 足を組みなおす仕草が好きだった あの人は綺麗な縄だった : 田村穂隆 07・03 絵も文字も下手な看板海の家
1945 最後の秘密 : 三浦英之
戦後80年、もうあの岸が見えなくなってしまう。 新潟のことも八丈島のこともそして満州のことも。 今が最後か、知るは初めて。 そして、なにかがつながり、すべてがつながる。
<遊行一句 −2027> 2027/06/26~06/30
2027/06/30 蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな : 芥川龍之介 2027/06/29 昼寝より覚め許す気になりにけり : 能村研三 2027/06/28 キューピーの翼小さしみなみかぜ :
<遊行一句 −2026> 2026/06/26~06/30
2026/06/30 間違いと別の間違いとの間 終電はいつも乗り換えばかり : 麻布競馬場 2026/06/29 ハンモツクから抱き上げて私でなければならない気がして : 河東碧梧桐 2026
<遊行一句 −2025> 2025/06/26~06/30
06・30 梅雨の人パチンコ盤の裏に居る : 森田峠 06・29 海に海を棄てに行こうか そこに果てがあるのにあなたはさみしがる : 初谷むい 06・28 梅雨長し鏡にぬつと顔を寄せ : 西村
<飲食一句 2027> 2027/06/26~06/30
2027/06/30 昼寝覚ペットボトルが立っている : 好井由江 2027/06/29 飯あふぐ嬶が馳走や夕涼み : 芭蕉 〜大津の曲水亭にて 2027/06/28 母に金借りしままなり心太
<飲食一句 2026> 2026/06/26~06/30
2026/06/30 全天の夕焼皿をあらふなり : 小澤實 2026/06/29 ぶつけてもいいよともらったまっしろの卵の表面が濡れている : 加賀田優子 2026/06/28 ソフトクリーム
<飲食一句 2025> 2025/06/26~06/30
06・30 生鮑咽喉すべりつつわれ生きて「あゝ、人目を避けた数々の寶石」 : 塚本邦雄 〜『波瀾』 06・29 素麺と冷むぎ不仲なるうはさ : 河内文雄 06・28 きみと来て食堂<煮魚少年>
<アートな一句 2027> 2027/06/26~06/30
2027/06/30 やがて死ぬ景色は見えず蟬の声 : 芭蕉 〜『猿蓑』 2027/06/29 茅の輪くぐる人体すこしゆるめにし : 岸本マチ子 2027/06/28 噴水と職業欄に書いて消す
<アートな一句 2026> 2026/06/26~06/30
2026/06/30 瀧落ちて群青世界とどろけり : 水原秋桜子 ~『帰心』 2026/06/29 人魚伝説のある町 排水の匂いが海だ スカートに風 : 初谷むい 2026/06/28 夏落