2026/08/15 かなかなの中に鏡をみがくなり : 岩田奎 2026/08/14 棺桶にわたしも入れて ふたりして湯船に入るときの屈葬 : 鈴木晴香 2026/08/13 戦争がすだれのや
<アートな一句 2025> 2025/08/11~08/15
08・15 戒厳令を報じる紙面に包まれてダリアようこそぼくらの部屋へ : 松野志保 08・14 カンバスの余白八月十五日 : 神野紗希 08・13 またひとり顔なき男あらはれて暗き踊りの輪をひ
チャイコフスキー・辻井伸行
チャイコフスキーの狂気が 辻井伸行に憑依。 シンフォニーホールはタイフーンの予兆、 鶏頭の血が吹き出していた。
<遊行一句 −2027> 2027/08/06~08/10
2027/08/10 秋たつや何におどろく陰陽師 : 蕪村 2027/08/09 さるすべり美しかりし与謝郡 : 森澄雄 2027/08/08 壁に尻それから背中夜の秋 : 西生ゆかり &nb
<遊行一句 −2026> 2026/08/06~08/10
2026/08/10 底紅や尻打ちの刑令和にも : 桃化 2026/08/09 ほろびたるわがうつそ身をおもふ時くらやみ遠くながれの音す : 斎藤史 2026/08/08 出張の予定書き足す大
<遊行一句 −2025> 2025/08/06~08/10
08・10 喪服とは正者がまとう服なので皺にならない素材を選ぶ : 野川りく 08・09 立秋や三面鏡の顔くらべ : 鷹羽狩行 08・08 夜ふかしのあけた小さな穴がある湯に沈めれば泡吹く身体
<飲食一句 2027> 2027/08/06~08/10
2027/08/10 吐瀉のたび身内をミカドアゲハ過ぐ : 佐藤鬼房 2027/08/09 ひぐらしのnerveをあふれ苦い飴 : 楠本奇蹄 2027/08/08 裂ける音すこし混じりて西瓜切
<飲食一句 2026> 2026/08/06~08/10
2026/08/10 ざくろの実裂けて椿の実は割れて 死骸(むくろ)なき人は土に還れず : 黒木三千代 2026/08/09 夏逝くやドリンクバーの端にゐて 涼野海音 2026/08/08 海
<飲食一句 2025> 2025/08/06~08/10
08・10 皿割って星の一つを終わらせる : 高野公一 08・09 朝庭に空き瓶を積むひびきして陽ざし触れあふごときその音 : 大辻隆弘 08・08 蛸壺やはかなき夢を夏の月 : 芭蕉
<アートな一句 2027> 2027/08/06~08/10
2027/08/10 帰省して一冊の本持ち帰り : 片山由美子 2027/08/09 秋立つや机上にインク切れのペン : 星野高士 2027/08/08 調律が終わりアガパンサスの昼 : 米田