創作料理　世沙弥

10/05 めにはみえないナイフがうすくむいていくりんごの皮のようなこねこを　：　三上春海 10/04 白飯を汚さずに食ふ星月夜　：　飯田晴 10/03 目瞑ればはるけき心地くれなゐを柳宗理の小鍋に煮つつ　：　門脇篤史

10/05 女子たちが連弾をした鍵盤に朝の子犬のようなぬくもり　：　千葉聡   10/04 欄干に手拭青き宿の秋　：　竹久夢二   10/03 骰子の七の目紛れ込ませしか　草間彌生の水玉オブジェ　：　

09/30 でも追憶に刃を。痛むならそこはまだ手放すべきでないこころの地　：　井上法子 09/29 空箱を畳む　秋晴　安楽死　：　関悦史 09/28 権力には権力なのか澄みきった湯に喉笛を沈ませてゆく　：　江戸雪 09/

09/30 名も知らぬきのこの汁にあたたまる　：　松尾隆信 09/29 落葉のしきりなる日よ富有柿のねえさん次郎柿のにいさん　：　小島ゆかり 09/28  新蕎麦を育てし人といただけり　：　太田土男 #蕎麦な一句 09/

09/30  秋の暮大魚の骨を海が引く　：　西東三鬼   09/29  打ち上げられし大量の鰯の映像に浮かぶヒエロニムス・ボスの絵　：　花山多佳子   09/28  柿食えばラ・カンパネラ古都に風　：

第２部　第４編〜第６篇 第５篇＜大審問官＞ 第６篇＜ゾシマ長老の談話と説教より＞ ・・・・・・・・ プロ（肯定）ーー アリューシャ、ゾシマ長老、キリスト コントラ（否定）ーー イワン、大審問官、悪魔  

09/25  追憶はおとなの遊び小鳥来る　：　仁平勝   09/24  雲少しある青空は安心で途中下車してひと駅あるく　：　小野田光   09/23  椋鳥や町名不意に変わりたる　：　小野あらた &n

09/25  一歯二歯りんごの酸さにかすかなる身ぶるひするも朝風呂のなか　：　岡本かの子   09/24  どぶろくは炯炯として飲むがよき　：　大牧広   09/23  おひつがきれいですね　ですね　

09/25  さかしまに胎内にきく音楽のはじめ鼓動のその血のひびき　：　岩田憲生   09/24  摩周湖を産んだ記憶はございません　：　飯島章友   09/23  どちらかといへば死にたいに◯をして