06/10 河口から遡っても会えなくて潮の匂いで錆びてゆく腕 : 吉田恭大 06/09 パワースポットなめくぢが睦みゐる : 北大路翼 06/08 首筋にマッサージ器を当てるときだけ思い浮かぶ夏の空港 :
【 タイム食句 ー2023 】2023/06/06~06/10
06/10 鯵というより鯖の匂いの黒子 : 中山奈々 06/09 窓磨き鍋を磨けばほんたうにするべき仕事はなになる雀よ : 川野里子 06/08 莢豌豆ひらがな覚え始めけり : 川里隆 06/07 雨垂れの音飲むやうにふ
はつなつの光を吸って <胎>
はつなつの光を吸って <胎>がふくらんできました。 石のオブジェも変化が烈しい。 黒御影石の3トンオブジェが世沙弥に設置されたのは2012年。 楽雅臣さんが作家としてのスタート時点でした。 彼自身が『胎』と名付けてくれま
【 アートな一句 】2023/06/01~06/05
06/05 犬のごと日に日に老ゆるモナリザやさあれヨハネが變若(をち)かへりゆく : 水原紫苑 06/04 危な絵のなかにも吊られ蛍籠 : 野中亮介 06/03 たれもかれも心尽くせり美しき廃墟を成さむための築城 : 徳
【遊行一句 −2023】2023/06/01~06/05
06/05 無尽なる大阪の地下梅雨に入る : 冨田拓也 06/04 校正しついに消しおり<南京>を虫の体液ほどのインクで : 吉川宏志 06/03 わが恋は人とる沼の花菖蒲 : 泉鏡花 06/02 縦書きの国に生まれて雨
【 タイム食句 ー2023 】2023/06/01~06/05
06/05 脳画像の白玉を棒で指しながら医師は告げたり「余命二か月」 : 笹公人 06/04 雨の日は合成できぬアミノ酸 : 小池正博 06/03 さらさらさらさらさらさらさらさらさらさら牛が
福助でございます。
==夏の展示替え== 福助でございます。 作家:江頭誠 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以下、作家のFBから転載 【展示のご案内】 ご案内が遅くなりましたが、5/20から「六本木アートナイト2023」の先行プ