男は花村萬月、女は志麻子。「ぼっけぇ、きょうてぇ」 から崇拝してますがますます過激。短編タイトルが「魔 羅節」「おめこ電球」「金玉娘」ほか乞食、きちがい、 片輪なんて新潮社ではOKなんですかぁ。中味は文学だ。
ビリーが遂にやってきた
「ビリーズブートキャンプ」をメタボ警告のお中元に貰 う。ビデオは20万セットも売れてるから毎夜1万人は 同じ動きしてるんやろか。何事もカッコからはいらねば。 プロレス吉江豊のピンクのコスチュームくれへんかなぁ。
『京都の平熱』哲学者の都市案内
阪大総長・鷲田清一さんが市バス206番に乗って京都 案内。ラーメン屋や妖しいホームレスまで詳細にひろい ながら形而上学的に分析。このいちびり精神もろて観光 したら他の世界の都市の見方もおもろぉなってきまっせ。
八尾のおわらはリオのカーニバルや
<風の盆>は9月の3日間だがその前の10日間もそれ ぞれに町流しがあって盛り上がる。リオの本決戦の数ヶ 月も前からあちこちの町でカーニバルがはじまるのと同 じ構造。春にはみごとな曳山祭りで、頭ン中は年中祭り。
越中八尾は胡麻の里
八尾のおかあちゃんたちはエライ。本格栽培は初めてと いうのに、どの畑もきちんと高い畦をつくり無農薬で雑 草と格闘。みごとに一帯はゴマ畑。婦人会主導で実に仲 がいいし、実行力もある。北と南で県民性の違いも実感。  
一芳亭でベトナム気分
名物<しゅうまい>が大皿にどかっと。なんやみたら若 鶏唐揚げも人気メニューらしい。これまた大皿にごろり。 あまりにそっけなくいさぎよいではないか。海外胡麻出 張の時のメンバー、顔をみあわせ「ここベトナムかぁ」。
天神祭に花街の芸妓「八処女」がお伴
東京からの客人と天神祭の話題に。昔は北新地にも花街 があって芸妓も多く落ち着いた風情があったらしい。あ る店のカウンターで飲みながらそんな話をしてたらそこ の女性オーナーが「私が最後の八処女でした」。へ〜え。
『世界レベルの大阪ええもん』の目のつけどころ
はやくも古典的名著となった『大阪名物』に刺激されて の大阪ガイド本。一回ひねりの”そうきたか”。「千と せ」の肉吸。「マツバヤ」ならソフトうどん。繁昌亭横 丁和田萬も<大阪みやげ十八番>にとりあげてもろてま。
真夏こそ燗のお酒が粋やねぇ
リーガロイヤルホテルで利き酒会。かの神亀酒造を筆頭 に竹鶴、奥能登白菊、悦凱陣など純米酒の蔵元勢揃い。 すべて燗を用意。きちんと作り込んだお酒は燗でこそ旨 いんですねぇ。今回のひろいものは諏訪泉。鳥取再発見。
談春、『天満繁昌亭』で腕っ節の強いとこ
江戸落語の独演会としては初めてが談春。なるほど一番 の旬。時分の花やね。1時間ネタを2本だけ。鼻っ柱が 強おて江戸っ子の粋が身体から発散。古典となると出が らし茶の後味ばっかしの中で、きちんと格闘してる好漢。