『「奥の細道」を読む』 長谷川櫂 著

<おもしろうてやがてかなしき鵜舟哉>は旅の前年の作。

芭蕉が旅の成果として「かるみ」にたどりついたあとで

あれば<かなしうてやがておもろき鵜舟哉>になってい

たかもしれない。悲しい人生も面白いとみる「かるみ」。