榎忠 『RPM-1200』

壮大な叙事詩をひもとくような
榎忠 『RPM-1200』

地下に降りると、
大砲と無数の薬莢。
裏に刻み込まれた数字をみせてもらった。
= 1944 =
愚かなる戦争に突っ走っていた。
1年もたたず、敗戦。
チュウさんが生まれたのも1944年。
このヴィンテージに込められたものは。
黙示録的光景が眼裏にひろがっていく。