あけび、このうるわしき紫を食う

あけびの紫は色彩の極地。太古の神々が装った羽衣を想

う。これを食べるのはタブーを犯す行為。それ故にうま

い。まず種のパーツ。トロンと甘い。皮をごま味噌で炒

める。かすかな渋みは神々の怒りか。飲食は罪のはじめ。

(あけび)
http://www.pref.yamagata.jp/ou/somu/020020/mm_bk_data/s/oraho_No29.html