カジカの子の醤油漬け

繁昌亭昼席がはねて5時前。
天牛書店で時間潰して、
蕎麦屋の暖簾が上がるのを待つ。

福団治の人情噺のあとは、人肌燗が身に沁みる。
アテは、カジカの子の醤油漬け。
大阪人にはカジカがわからん。
蛙の子はオタマジャクシ?
もしかして、鹿の子?
北海道のお魚、カジカの子は今が旬。
これがまた蕎麦前に合う。
野草のごときさりげなさの味、触り。
イクラや海鼠腸なんて野暮ざんす。
(酒は福光屋〜金沢)