【遭遇一句 -2019】02・16〜02・20

0220

少年来る無心に充分に刺すために : 阿部完市

 

0219
しんきらりと鬼は見たりし菜の花の間(あはい)に蒼きにんげんの耳 : 河野裕子

 

0218
帰らなくてもよし二月の海を見て : 神蔵器

02.17

わが腮(あご)を撫づる床屋のたちまちにくるひいでよとねがふたそがれ : 宮沢賢治

 

0216
翔ぶ男ばかり見てをり春炬燵 : 能村登四郎