馬のたてがみで刷く根来の朱漆

根来の朱の背後からうかびあがる黒。その闇の魅力も最

近は単純にみせかけのデザイン処理で薄っぺら。夏目陽

介さんの根来はどてっと粘りある朱漆が野太い刷毛目で

塗られている。荒ぶる神々の血の滾りであるやもしれぬ。

夏目陽介 根来塗 :ギャラリー堂島(11/9〜11/14)
http://www.yufuku.net/japan-urushi/exhibition/report/natsume/main.html